学習まんが 日本の歴史 3 仏教の都 平城京 (全面新版 学習漫画 日本の歴史)
- 集英社 (2016年10月28日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784082391034
作品紹介・あらすじ
まんががおもしろい、だから歴史がわかる
集英社創業90周年記念企画『学習まんが 日本の歴史』全20巻
第3巻は、「仏教の都 平城京」《奈良時代》
大宝律令のもと、土地や税の新システムがスタート。聖武天皇は平城京で仏教中心の政治をおこないます。奈良時代は、女性天皇が活躍した時代でもありました。
第1章 平城京への遷都
第2章 聖武天皇と大仏造立
第3章 奈良時代の暮らし
第4章 海をこえた鑑真
第5章 藤原仲麻呂と女帝
感想・レビュー・書評
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女帝の時代。女だから男だからではなく、能力があるものが上位に就く。そして実際、大きな成果を出して、また能力ある者に王位を継承する。
この後、日本は長らく男尊女卑の時代が続くけど、近年またこの頃に近づいてきたのかもしれない。
この頃、奈良の大仏が作られている。争いに明け暮れる人々を一つにまとめたのが、祈る心であり、大仏を作るという一つの目標だったのであろう。しかし、あやふやだった日本の仏教には、真の教えを説く先生が必要だと。
そこで登場するのが鑑真。
鑑真は6度目にしてようやく日本に到着できたとは、すごい執念。
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仏教が政治的な意味合いを一層強め、藤原氏と天皇家の対立も浮き彫りになったのが、奈良時代だと思った。
大化の改新で政権に入り込んだ藤原氏は長屋王の変を起こすが、これが却って呪いを引き起こしてしまう。
仏教を国の中枢においた聖武天皇は、奈良に大仏を建立するために、行基に全国を行脚してお布施を集めていたのは面白かった。
寺が免税対象になるがために、出家する農家が続出し、質の低下を招いてしまい、鑑真が戒律を定める。
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基本的な通史を復習するために。