地獄先生ぬ~べ~ ドラマノベライズ ありがとう、地獄先生!! (集英社みらい文庫)
- 集英社 (2015年2月5日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784083212505
作品紹介・あらすじ
ドラマ『地獄先生ぬ〜べ〜』のノベライズ完結編。数々の妖怪から生徒たちを守るぬ〜べ〜の前に、兄覇鬼の復讐に燃える最強の妖怪、絶鬼が登場! 鬼の手の力で強制成仏できるのか──!?
感想・レビュー・書評
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ドラマぬ~べ~の5~10話まで。
人体模型、お歯黒べったり、怪人赤マント、人喰いモナリザ、絶鬼、覇鬼。
体育教師のエピソードはなし。
ドラマの放映が終了して2か月くらい経ち、細部を忘れてきたので細かい違いはちょっと引っ掛かった程度であまり覚えていない。
違いが分かるのは、
ぬ~べ~がリツコ先生に美奈子先生のことを話すときに、ドラマでは話せば長いんですが…どこから話せば…とぬ~べ~が勿体付けて言うと、リツコ先生が手短に、とさらっと流すギャグシーンが削られていた。
人喰いモナリザを倒す予行演習をしたものの、実際には最初から予定が狂ってモナリザが最後のところまでやってきてしまう部分が、練習をし終えたところで人食いモナリザが現れた、に変わっている。
くらいかな。
1巻では確かドラマオリジナルの経文は文章中には出てこなかった気がするので、文字として載るようになったのは嬉しい。
あと、沖縄出身の先生の名前が分かったり(ドラマのEDには載っていたかもだが)、ドラマの経文が「魔界清浄経」だと分かったり、と音だけで聞いてはいまいち分らなかったものが文字になってはっきりしてよかった。
もうドラマの内容はぼんやりとしてしか記憶になかったけれど、読むとドラマのシーンが思い出されて楽しむことが出来た。
やっぱり覇鬼が正論で、異空間でのやりとりは面白い。
ゆきめともリツコ先生とも別れてしまう最後は寂しいなあ。
それを言ったら全体的にあれだし、玉藻とも2-3のみんなとも別れるのもあれだけど。
人喰いモナリザはドラマを見たときは、ぬ~べ~も建前上は克也を疑ってないけれど、本心では探っているように見えていたけれど、ノベライズでは最初から克也を信じていて、こっちだったのか、と。
ドラマでは茶番にしか見えなかった赤マントでみんながぬ~べ~に呼びかけるシーンやみんなが覇鬼ぬ~べ~をかばうシーンなどなどが小説では不自然に感じなくてよかった。
演技とか演出が悪いのかな…ドラマの。
最後、ドラマでは単に小学校に行ったことしか分らなかったけれど、ノベライズでは「とある地方の小学校」とあり、マンガの最後みたいになったんだな、と分かる。
ノベライズの刊行も終わったので、今度はまた漫画のノベライズに戻って是非3巻を出してほしい。詳細をみるコメント0件をすべて表示