戦国姫 ―織田の姫君たち― (集英社みらい文庫)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 89
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784083215926

作品紹介・あらすじ

日本の歴史上、最も人気がある武将・織田信長。天下布武をかかげ、天下統一を目指す信長により、一族の姫たちは政略の駒となる……。生母・土田御前、妹・お犬の方、叔母・おつやの方、長女・徳、次女・冬、5人の織田の姫たちの波乱に満ちた生涯を1冊で!

感想・レビュー・書評

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  • 織田信長に関係する姫君たちについて書かれたもの。

    土田御前、お犬の方、おつやの方、徳姫、冬姫
    それぞれ一章の物語で説明。

    小学校高学年から中学生向きの本で、イラストも少女アニメ風でとっつきやすい。

    私は基本的に歴史に疎いので、全ての姫君を知らなく、新鮮な感覚で読めました。

    作者の創作も存分に入っているであろう物語なので、姫君達は、読者の少女達が共感しやすいように、純粋な愛情を信長や姉妹に抱いているように描かれている。
    実際は、戦国のなんでもありの下克上の時代だから、当然そんな純粋な気持ちだけではない、ピリピリ、ドロドロとした感情も多く渦巻いていたであろう。

    戦国時代は正に男たちが主役の時代。
    歴史の波に翻弄され、駒として機能する女性達の、女性からの目線の物語は、戦争の過酷さ、諸行無常な世の中を感じさせるものでした。

    特に信長の叔母つやの方の話が印象深かった。
    武田と織田に翻弄され、最後は裏切り者として処刑される。

  • 私が1番衝撃だったのはお通夜の方と言う女の人が織田信長に処刑されるところです。

  • 待ちに待った織田の姫様⛲さいっこうっ!!!超さいっこうっ!!!

  • 甥の信長に処刑された「おつやのかた」
    秀吉のもとに行くことを拒否して出家した「冬姫」
    大河ドラマを賑わせている「徳姫」など
    数奇な姫達のドラマがわかりやすく
    描かれている。
    小学生新聞に感謝

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著者プロフィール

◎藤咲 あゆなジュニアノベル作家。駒澤大学法学部政治学科卒業。日本脚本家連盟ライターズスクール所属中に、集英社の青年漫画大賞(現 YJ青年漫画大賞)原作部門で準入選し、漫画原作者としてデビュー。1994年には女性向け小説誌「Cobalt」ノベル大賞において、1994年下期コバルト読者大賞を受賞し、小説家としても活躍。おもな代表作『戦国姫』シリーズ、『新島八重ものがたり -桜舞う風のように-』(集英社みらい文庫)、『新・歴史人物伝 土方歳三』(駒草出版)ほか多数。

「2018年 『新・歴史人物伝 織田信長』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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