伯爵と妖精 あまい罠には気をつけて (コバルト文庫)

著者 :
  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086004749

作品紹介・あらすじ

妖精と話ができる少女リディアは、妖精博士として伯爵エドガー(でも元強盗!?)に雇われ、屋敷に通うようになった。すぐに口説き文句を口にするエドガーに振り回されていたある日、彼女は公園で不吉な妖精霧男に似た大男に襲われる。なんとか無事屋敷に戻ると、ちょうどひとりの女性がリディアを訪ねてきていた。聞けば、なんと男爵の令嬢が霧男に連れ去られたかもしれないというのだ。

感想・レビュー・書評

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  • 久しぶりに一巻から読み直し。
    読む年齢が変わると読み方?も変わるんだなぁと実感。
    この二人が将来は…になるんだよなぁ。

  • 2021.05.25再読終了

  • 2巻目。
    タイトルとイラストのふわふわした感じより、しっかりしたストーリーだな、とやっぱり感じる。
    まだまだ先は続くので読み応えありそうです。
    次巻も楽しみだなー。

  • やや構成が冗長だが充分に良い出来
    さらに続編に期待
    少女小説過ぎて登場人物の幅が狭いことが懸念材料

  • 一時期、大ハマりして貪るように読んでいたのですが、もう一度読んでみようかと。

    大分先に進んでしまってから、またこの2冊目を読んだので、リディアとエドガーの距離感に若干とまどいました。
    個人的に、エドガーはリディアを口説きつつ「僕は彼女のことが好きなのかな?」って思っている時期が好きだったし、反対にリディアはエドガーの口説き文句をことごとく跳ね返しているときが好きだった、つまり、両思いになる前が好きだったのですが。
    改めて読み返してみると、リディアは結構初期からエドガーのことが好きなんだな…と思い。しょせん顔かよ、なんてひねくれたことを思わないでもなかったです。

    谷瑞恵先生のお話を読むと毎回思うのですが、コバルト文庫で少女小説だから遠慮されてるのかな?と。もっと凄惨で、もっとやりきれない、もっとえげつなくて、もっとどす黒い展開でも、全然書けるんだろうな、そういうのも書いてみたいのかな?と。そして、個人的にはそういう展開を求めていたなあと。

    というわけで2週目はやや魅力が減ってしまいましたが、ニコは相変わらず可愛かったです。

  • ロザリーが改心しててかわゆ
    しかしエドガー悪いなあ
    リディアに救われてよかった

  • ちょっとエドガーの過去が明らかになります。
    常に前向きなリディアが素敵です。

  • 【伯爵と妖精2作目】
    エドガーが何を考えてるのかまだまだわからない。
    振り回されるリディアが可哀想になってくる。
    それにしてもニコのキャラが好きだな~。

  • ゆっくりと2人が近づく過程がもどかしくて好き。

  • シリーズ2作目となる本作。
    1作目で恋とまではいかないまでも、確実にリディアを気に入ったエドガー。
    ただ、この頃の彼女に対する思いは、女の子として以上に“妖精博士(フェアリードクター)”としての期待の方が大きいようですが、
    女性を近くに留める=口説き落とす、という方程式しか頭にない彼は、それはもう熱心にリディアを口説きます。
    一方で、彼の元々の性分と、リディアにやきもちを妬いてほしいという思惑から、他の女の子にも言い寄る彼の態度に、
    当然のことながら、ますます不信感を募らせるリディア。
    この頃のエドガーは、後にリディアが言うように、恋愛をゲームのように楽しんでいて、読者からも本心があまり見えません。

    ただ、本作後半で彼が言う「君には本気で惚れてしまいそうだ」という言葉には、今まで数多の恋人達と恋愛しながらも
    恐らく一度も本気の恋をしたことのない彼が、初めて感じる予感だったのではないかなぁと思います。
    彼の冷酷な一面を垣間見て怖いと思うよりも、そうならざるをえなかった彼が、悲しいと思ってしまうリディア。
    自分が利用されたことも忘れ、利益だけで動く人ばかりではないのだと、そういう人間にエドガー自身がなってほしくないのだと、
    一生懸命怒りながら教えてくれるリディアの無償の優しさに、エドガーと一緒に私も感動してしまいました。
    この出来事をキッカケに、エドガーの中でリディアに対する想いは確実に変化したと思いますが、ラストのじゃれ合いのような
    二人のやりとりを見ると、ああ、これからなのね・・・とほのぼのとした幸せな気持ちになります。

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著者プロフィール

三重県出身。『パラダイスルネッサンス楽園再生』で一九九七年度ロマン大賞佳作に入選しデビュー。「伯爵と妖精」シリーズ、ベストセラーとなった「思い出のとき修理します」シリーズ、「異人館画廊」シリーズ、『がらくた屋と月の夜話』『まよなかの青空』『あかずの扉の鍵貸します』『ふれあいサンドイッチ』など著書多数。

「2023年 『神さまのいうとおり』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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