花ムコ候補のご来店! 橘屋本店閻魔帳 (橘屋本店閻魔帳シリーズ) (コバルト文庫)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 74
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086014120

作品紹介・あらすじ

妖怪向けの商品も取り揃え、また、人と妖怪のトラブルを監視するという裏の顔を持つ不思議な和風コンビニチェーン・橘屋。その分店の娘で妖孤の父を持つ美咲の前に、ムコ候補だという本店のお坊ちゃま・弘人が現れる。店を取り潰すと弘人に脅され、勢いで分店の跡を継ぐと答えてしまった美咲は、彼と一緒に妖怪がらみの事件を追うことになるが…!?読者大賞受賞、あやかしファンタジー。

感想・レビュー・書評

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  • 面白い!

    妖怪と人間のハーフの女の子と
    ぬえのムコ殿。

    第一巻

  •  ヒロインの美咲は妖狐と人間のハーフ。生家は表向きはコンビニだが、裏世界の妖怪が表の人間世界で悪さをせぬよう見張り、時には捕らえることを稼業とする橘屋分店。人としての普通の生か、妖怪に混じって家業を継ぐか決めかねる美咲の元に本店の息子であり、家業を継いだ場合美咲の婿になるという若者がやってきて……というお話。
     ハーフだものの大義名分で狐耳っ娘を書けるという点において、設定は悪くないと思うし、美咲自体も可愛く婿殿も一見ヤなヤツだが、何だかんだで美咲には甘々なあたりも僕好みと言える。
     だが、如何せんその背景にある設定をおどろおどろしくしすぎた感がある。「妖怪」を扱う以上、どうしても異形のものを書かざるを得ないのだろうが、婿殿が鵺で実は尻尾が毒蛇で云々とか、捕まえた妖怪が壊死していったりとか、そこはファンタジーの世界「民間伝承ではこう言われているけれど実は……」ともう少し可愛らしくデフォルメとかして頂いた方が良かった気もする。
     将来的に美咲がネズミの足とか食わされる展開にならないと良いのだけれど……。

  • 2009年度コバルトノベル大賞・読者大賞受賞作

    シリーズ1作目

  • 妖怪物は当たり外れがありますが、結構面白かったです。
    夜になると妖怪用の商品も取り扱う和風コンビニチェーンの跡取り娘であり、妖弧と人間のハーフの美咲と、本店の次男で、美咲の花婿候補の弘人。弘人のイラストは、黒髪、切れ長の目と好みの顔でした。

    最初は弘人に反発していた美咲ですけど、だんだん惹かれていくというよくあるパターンですけど、妖怪の話とその組織の話とか出てきてて、企業の坊ちゃんとその傘下の一店舗の娘との恋愛ってなると、別の障害も出てきそうで、今後の展開に期待です。

  • 主人公の女の子は父親が妖狐、母親が人間という狐と人のハーフ。
    普通の女子高生として生活していますが、家が橘屋(支店)というよろずやを営んでいて主人公はそこのお店の跡取り(本人は継ぐ気が無い)。
    橘屋というのはコンビニみたいななんでも屋なのですが、妖怪専用。
    そして妖怪がすむ裏の世界と人間がすむ世界の入り口でもあったりする。
    夜は妖怪が人に悪さをしないよう見張るのがお仕事。

    ある日橘屋本店のお坊ちゃまが来て、ムコ候補だと言われる。
    お坊ちゃまに店を取り潰しすると脅され跡取りになることになった主人公。
    そこから妖怪に関わる事件に巻き込まれていく。

    恋愛満載、妖怪がたくさん出てきたり、ファンタジーな世界です。

  • 普通。
    割と弘人がツンデレっぽいので、好みかな、という感じ。最近、こういう妖怪物が多いので、飽きたと言えば飽きたんだが。

    とりあえず、次を買って様子見。

  • 2010/05/02:和風コンビニという設定はいいものの、妖怪退治がメインで日常生活の描写が薄いのが残念でした。
    夜もコンビニしているようなのに出てくる従業員どう考えても少なすぎる(特に男手がなさすぎ)ことや主人公より他のキャラの方が個性的などかなりツッコミ処が.・・・。
    和風、いや妖怪風ハーレクインと思えばいいのかも。うーん。

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