ゴシック・ローズ 悪魔の求婚 (ゴシック・ローズシリーズ) (コバルト文庫)

著者 :
  • 集英社
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086016674

作品紹介・あらすじ

メイドとして働くことに至上の喜びを感じているのに、ある理由からすぐクビになってしまう少女、ローズ。今度こそと意気込んで雇われた子爵家で、ご主人様のマルコシアスからいきなり求婚されてしまった!彼は実は悪魔で、ローズの先祖に召喚されたらしい。なぜそれが求婚につながるかというと…!?真面目な悪魔と無表情なメイド少女の、純情ラブコメディ。

感想・レビュー・書評

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  • 全員プレゼントの応募券目当て。

  • 悪魔らしからぬマルコシアスが可愛かったです!
    2巻が発売されていますが、ローズとマルコシアスが結ばれるまでシリーズ化を希望します!

  • び、微妙……。

  • イラストは好みだったのですけど、お話は私的にはちょっと・・・ってところでした。いい人っていうか、いい悪魔のマルコシアスなんですけど、言葉遣いとイラストが合わないかなぁって。

    ローズもかわいいんだけど、メイドをしたいから結婚を拒否するっていうのを頑なに言っていて、子爵夫人でメイドしてたらいいやんって思ってしまいました。

    クリスの性別には、確かに最後まで気付かなかったかなぁ。あとから考えると、どっちにも取れますしね。

    だいたいこれくらいの薄さの本なら2時間くらいで読めるのですけど、途中で眠くなってしまって、2日かかりました・・。

  • “恐らくこの人たちは何かを勘違いしているか、もしくは妄執にとらわれているに違いないから、極力刺激しない方が良いだろう。とりあえず今は、この虚言に付き合っておくべきか。
    「……つまりわたくしが、クリスさん?という方の、子孫だとおっしゃるんですか」
    「その通りだ」
    「人違いではございませんか」
    「いいや、間違いない。先ほど『ソロモンの鍵』が反応したのは、それは貴様がクリスの血をひいているからだ。貴様の中に流れる魔力……まぎれもなくクリスと同質のものである!」
    「魔力だなんてそんなそんな」
    「貴様は日頃から他者には見えないものが見えてはいまいか。それこそ魔力の強い証なのだ!」
    「強いだなんてそんなそんな」
    「貴様を見つければあとは容易いことだった。適当な魔を遣わし、執事を操り我輩のもとへと招待状を書かせたまで。すべて我が偉大なる力を使えば赤子の手を捻るようなもの!」
    「偉大だなんてそんなそんな」
    「貴様、適当にあしらっておるな!」”[P.30]

    最後面白かった。思わず笑った。クリスの件にすっかり騙されてしまって。読み返したらちゃんと"どっち"にも取れちゃう。
    レヴェナの正体も予想の斜め上いってしまって。
    ブラムが意外と真っ直ぐだったな。騙してるかと思ってたけど普通に虐めるのが好きなだけみたいだったし。
    続編でたら三姉妹の出番もっともっと。
    ところで悪魔ものってあんまり読んだことなかったのだけど、悪魔がソロモン王関連のものを嫌うのはここだけの設定?それとも吸血鬼が聖水を嫌うとかいう感じに一般的なものなのだろうか?

    “「もうとっくに知ってると思うけど、うちのお屋敷には洗濯室がないの。だからかなり手がかるんだけど、あなたってそういうお仕事お似合いだし?見守っていてあげるから精々頑張って働いてちょうだいね」
    レヴェナはまだ気付いていない。こうしてずらりと並んだ洗濯物を前にしただけで、ローズがどれだけ心を躍らせているのかを。
    濃紫の瞳の奥は、このとき、喜びに満ち溢れていた。
    (なんて洗濯しがいのありそうな洗濯物たちなの……!)
    一見すると、さして汚れていないように見えるシーツたち。たいして汚れていなさそうなこれらをすべて洗うだなんて手間だと考えそうなものだけれど、実際にまったく汚れていない洗濯物なんて存在しないというのがローズの持論である。
    そういった洗濯物を洗い流した後に出る水が濁っていると、「ああ、私は視認できないような汚れを落としたのだ……」という満足感に浸ることができる。ローズはその瞬間がたまらなく好きだった。
    もっとも、そんなことを知られたらレヴェナから仕事を取り上げられかねない。この時ばかりは自分の無表情に感謝である。”[P.83]

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