ひきこもり姫と腹黒王子 vsヒミツの巫女と目の上のたんこぶ (コバルト文庫)
- 集英社 (2015年7月31日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784086018708
作品紹介・あらすじ
闇の精霊だけに心を許し、長年引きこもりを貫いてきた魔術師の少女ビオレッタは、突然「光の巫女」に選出される。しかも巫女修行をサポートするのは……並外れた腹黒さを秘めた王子・エミディオで!?
感想・レビュー・書評
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展開が早いというか、ストーリー構成がざっくりしてる印象でしたが楽しめました。王子は腹黒じゃなくて、ただ本音を婉曲して発言しているだけのような根はいい人。もっと激しく大げさに腹黒さを出した方がインパクトがあっていいんじゃないかな。
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電書はレーベルを確認せず買ってしまうことが多々あるのが難点です。
これはコバルト文庫の、軽くてさらっと読める類のお話でした。
タイトルに腹黒王子とありますが、ヤンデレでもないしそれほど腹黒でもありません。
ローティーンでも安心して読める健全な恋愛ものでした。
わたしには読み応えがなさすぎてもの足りませんでした。
猫はかわいかったです。 -
ノリの軽さから一瞬文庫を疑ったがローティーン向けとしては悪くないお話。
文字にこなれた人間にはかなり物足りないと思われるのでご注意。
闇の精霊大好きのビオレッタの天然タラシと、腹黒王子との勘違い、それを突っ込む闇の精霊クロ(猫)といった構図で、楽しい掛け合いが続く。
小話3話構成なので、片手間に手にとれる。
どの話も笑える要素ありだが、内容は薄い。
さくっと楽しめる文章量なので、ローティーンには好感かも。
あらすじなど下記
http://books117117.blog110.fc2.com/blog-entry-4766.html -
おもしろかったです。
ただ、残念だったのは途中で名前が入れ替わっている場所が何箇所かあったことで。 -
可愛いイラストに惹かれて手に取りました。よく見たら上に真実の姿がうっすら写っていて笑いました。挿絵も可愛いですよ。私はp157とp249の主人公とp199の黒猫が可愛いと思います。
とりあえず難しいことは考えずさらっと読んで楽しんで、ちょっと時間経ってもう1回読み返すと別の視点から見れて楽しいと思います。
黒猫(中身は精霊)や他の精霊に支えられてなんとか生きていた主人公が決死の思い出外に出たら面倒な使命を与えられて、周りの人に支えられながらコミュ障を克服して更に幸せになっちゃうお話です。
使命のため毎日頑張って、時間ができると心の支えで癒しの精霊がが集まる王子のところへお茶しに来るけれど、王子本人にはあまり興味がない様子。
そもそも引きこもりなのであまり現実の恋愛がよくわからないので、主人公のことが気になっている王子が振り回されていてちょっとかわいそうです。かわいいです。
幼いころのトラウマで人と関わるのが怖かった主人公が、一見キラキラしているけど腹黒で、でも人に見せない心のなかは黒いばかりではない。
王子に出会って彼女の人に対する見方変わって、それが更に幸せにつながるっていいですね。
私は黒猫が好きです。人の形をとるならぜひ見てみたいなぁ。 -
闇の精霊をこよなく愛し引きこもりを貫いてきた魔術師のビオレッタが何故か真逆に位置する「光の巫女」に選ばれてしまう。引きこもり生活に戻りたいビオレッタは任期最短の光の巫女を目指すことに。その上、巫女修行をサポートしてくれるのは闇の精霊に愛されすぎる腹黒王子エミディオ。闇の精霊が見えるビオレッタはエミディオのキラキラすぎる天使の微笑みの裏に真っ黒な本性があるのに気づいていた。けれど闇の精霊を背負う彼の背中から目が離せない。しかもそんな腹黒王子様と政略結婚することに…。
闇の精霊を愛し、引きこもりたいと願うビオレッタですが、彼女は絶世の美少女。周りがほっとかないでしょう(笑)その上、相手役のエミディオは自分のハイスペックな要素を武器にビオレッタを手に入れようと外堀からしっかり固めて彼女の逃げ道を塞ぎ、しかもビオレッタの大好きな精霊たちに否応なしに好かれる体質。そんな腹黒王子にあっさり捕まってしまいましたね(笑)まぁエミディオも幼い頃は苦労をしていたようですが今が幸せなので良かったのでは…。コメディ要素が強く笑いながら読ませてもらいました。ビオレッタとネロの関係も良かった。イラストも綺麗でした。