シインの毒 (集英社スーパーファンタジー文庫 お 5-1)

著者 :
  • 集英社
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (300ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086132367

感想・レビュー・書評

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  • こういう少女向け小説を読んだのは学生以来で本当に久しぶり。あとがきで作者が書いているけど、良い意味でエンターテインメント、シインの苦悩にカヤのカラッとした雰囲気が実によくあってる。二人を取り巻く人間は皆どこか薄暗くて、終始ハラハラしていたけれど面白かった。落ちもいじめっ子をやっつけたようで、スカッとして秀逸。

  • 悲劇の主人公きどってるけどいいなりになっちゃいけないよねっていう。高校生の頃に読んだのでそうゆう設定大好きだったんだけど、それで何もせずにただいいなりになるのではなく状況を打破する強さ、恐怖も勿論あるけど、現状を打破する為に奮起する事の大切さを教えてもらった気がする。今でもとても印象深い本です。また読みたいなあ。

  • 荻野目悠樹さんのデビュー作。毒のモチーフの使い方が独創的で、最後のどんでん返しで良い意味で裏切られる。

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著者プロフィール

東京都出身。横浜市立大学商学部卒。1996年、「シインの毒」で集英社ロマン大賞を受賞、同作デビュー。日本SF作家クラブ会員、および日本推理作家協会会員。

「2018年 『ハゼルナ 警視庁テロ対策分室』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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