- Amazon.co.jp ・本 (235ページ)
- / ISBN・EAN: 9784086146869
作品紹介・あらすじ
競泳でのアジア記録保持者・紫野宮岬は病気で選手生命を絶たれ、スポーツの英才教育機関であるISAを退校した。当初は自殺願望さえあった岬も、都立高校で宗太や真夏と知り合ってからは"普通の高校生"的な生活に親しみ始めていた。岬は地区大会で約束したとおり、ISAの後輩・仲の試合を見るために全国大会へ行く。ところが、立ち直りつつある岬をうちのめす出来事が起こった。
感想・レビュー・書評
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とってもよかった!
出会えてよかっと思える作品でした。前作より数倍引き込まれ、あっという間に読了しました。とても人間らしく、もっといえば人間臭さという魅力が増しています。
すべてをささげて打ち込んでいたものを諦めなければならず、切なく壊れてしまった主人公の魂。しかし悩みに悩み深い自己嫌悪に陥りながらも葛藤し、友人や仲間に支えられ魂が再生していく様がいとおしく丁寧に書かれています。
主人公もその周囲のひとびともみなあたたかい、そんなすてきな作品でした。
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高校生の心にちょう響いた。
逆に今になって初見だと、同じ感動はない気がする。
あーーでもこれ大好きだったんだよう本当に。 -
みさきくん すきすぎます
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『水空の「青」』に続く、シリーズ第2作。
10年後の岬と紘史はどうしているのかな、と今でも考えてしまいます。
「青」と共に、ずっと大切にしたい作品。 -
私としては、北澤くんとの友情よりも宇野くんとの友情を深めて欲しかったな…。
20050211:読了