- Amazon.co.jp ・本 (408ページ)
- / ISBN・EAN: 9784086172257
感想・レビュー・書評
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「いつもポケットにショパン」のひとの。文庫を見かけたので購入しちゃった。
相変わらず魅力的な登場人物たちで、14歳と22歳の恋ってありえないお話がありえてしまうと思わせる描写力のなかで、河野先生のなかで他の生徒よりも椎名がぬきんでてしまうのもなんとなくわかるような描写のなかで、それでもこの話のなかで一番かっこいい男の子は遠藤君。ありえないほど大人で素敵な女性は山崎先生。
椎名は15歳だからこその無邪気な残酷さがすごい。「ショパン」でも思ったんだけど、この作家さんはそういうのを描写する力がほんとうにすごいよね。河野先生はかっこいいんだけど、椎名が惹かれるのもよくわかるんだけど、まあありがちなもてるタイプの男のひとで、この作家さんの描く主人公としてはあまり魅力がないタイプだと思った。エピソードのひとつひとつはそれでも男らしくてかっこいいんだけど、ちょっとなにかが足りない。でもその足りなさ加減がまたリアルなのです。そして、そういう男のひとをしっかりさせるには、山崎先生みたいな大人の女性ではなくて、椎名のように世間知らずであぶなっかしい子じゃないとだめなんだろうとも思う。
すごい作家さんだなあ、ほんと。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
くらもちふさこは日本で一番マンガがうまい。
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あれ?こういう結末だっけ? まあいいけど。
私、河野くんの笑顔が好き。あぁだまされているかもしれないけど、 ←
好き。 -
中3だから絵柄も幼めに描いてるけど私服になるとちょっと大人っぽくなるのな、シーナ。にしても遠藤君への扱いズルイよ全く。センセはどの辺で本気になったのかなぁと読み返すけど、最初っから「先生のお気にいり」だったんじゃないのかと(^^;)卒業式の日のセンセはカコヨカッタ。恋敵の女子たちはなかなか卑怯ですな。
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池袋。先生と生徒。