15×24 link six この世でたった三つの、ほんとうのこと (集英社スーパーダッシュ文庫 し 5-6)
- 集英社 (2009年12月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (308ページ)
- / ISBN・EAN: 9784086305228
作品紹介・あらすじ
その時だ。オレ、ふいに解ったんだ。イチナナが誰なのか。心中の決行時刻が、どうして途中で半日も延期されたのか(パート13「この世でたった三つの、ほんとうのことinstrumental verion」167ページより)。
感想・レビュー・書評
-
ロジカルなソウル/ソウルフルなロジック(承前)◆この世でたった三つの、ほんとうのこと instrumental version◆どんな夜空も白んでゆく(いつか必ず)◆この世でたった三つの、ほんとうのこと full chorus version◆And then, four years later
著者:新城カズマ
イラスト:箸井地図詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
6巻では、ようやく終結。いろんな意味で安心しました。あと、マラソンを走り終わったようなスッキリ感が。
予想できない最後だったけど、自殺っていうのはする方もそれなりの覚悟があるけど、止める方もそれなりの覚悟がいるよな……。
本当に長い夜でした。これだけ長けりゃ、ひいきキャラもできるってもんです。 -
うむむ、現実に起きる様々な事象についての想像力、といえばよいのかな、そんなものの重要性でしょうかね。自殺についても、改めて考え直してみるといろいろな考え方があり得るのですな。
ただ、一つひとつの「議論」は面白いのだけれど、エンターテイメントとして、読み物としてみたとき、エピソードの漫画っぽさがちょっと合わなかったかも。この辺は好みの問題だろうけれどね。 -
3
-
これをラノベと言っていいのかわかりませんが、おもしろかったです。
1本の自殺を告げるメールを巡る24時間の群像劇。テーマは「死」。自殺をすることの是非、止めることの是非。なかなかに重いテーマです。
たった1日。24時間の物語ではありますが、時間の経過とともに多数の登場人物が東京中を駆け巡ってます。ちゃんと読んでないと、いつどこに誰がいるのかわからなくなりそうです。
所々に謎が残ったままなところもありますが、非常によくできた小説です。6分冊と長いですが、一気に読めます。 -
ん~
藤堂のおじいさんが都合がよすぎて説明がはぐらかされてる感じが・・・
都市伝説のような空間がに到達してしまったり・・・
黒い船だったり・・・
誘拐はどうなったんだ・・・
カラノは結局なにを最後にしたんだ・・・
都内を携帯片手に駆け巡るリアルな感じがハラハラで、
イメージにも湧いておもしろかったのに
不思議な力にエンディングを全部任せてしまっていて、
読んでいた勢いが徐々にしぼんでいく感じがしました。
色々説明してほしい!そう思う感じでおわりました。。。
アニメかドラマにしたらおもしろいだろうね。 -
最終巻まで読破…
最後尻すぼみかなぁ。途中から広げすぎた風呂敷のたたむのに精一杯という感じ、結末も…
1巻が一番面白かった。
とはいえ新城カズマという作家にはこれからも頑張って欲しい。 -
17歳達の24時間耐久レースは遂にゴールへ!。いくつかのタネは回収しきれてないけれど、全部回収できないのがいいのかも。-----“いちばん嫌な言葉だ。圏外。俺はため息をついた。たぶんオレらは、いつだって、何かの圏内にいねーと不安になる人種なんだ。友達。部活。合格圏。どこもかしこも、目に見えない電波でお互いに囲いあって、縛りあって、そして着信拒否しあっている。”-----悲痛だ。
-
面白かった。面白かったけれど、期待していたような面白さとは違うところに落ちたと思う。「謎」は考えればわかるのかな?「真犯人」「予想」という言葉に期待しすぎたのかもしれない。
-
エピローグ前まで読んだ、この先を読みたい気分と読んでしまうことの寂しさが交錯中 #15c24