ニーナとうさぎと魔法の戦車 2 (ニーナとうさぎと魔法の戦車シリーズ) (スーパーダッシュ文庫)
- 集英社 (2011年1月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
- / ISBN・EAN: 9784086305891
作品紹介・あらすじ
ゴシック&ロリータを身にまとい、世界で一番眼帯が似合う美少女・テオドーレは17歳にしてエンデ市の市長を務める貴族のご令嬢だ。私立戦車隊・ラビッツの面々は彼女の招待に応じ、エンデ市を訪れていた。一方、ラビッツを離れ、家族を探す旅に出ていたニーナは、エンデ市付近の開拓村で家族と、さらには意外な人物とも再会を果たす。しかし、開拓村は野盗によって定期的な略奪を受けており、存亡の危機に立たされていた。野盗に抵抗し、戦うことを主張するニーナ。それに対して開拓民たちがとった選択は、ニーナを…!?第9回SD小説新人賞大賞シリーズ、第2弾。
感想・レビュー・書評
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割と早い段階から「この人怪しいな」とは思ってたけど、裏切りまでの好感度の稼ぎ方と動機の憎めなさからの最後に出した答えがえぐすぎる……
一見すると黒幕の動機を作った側がすごい悪に見えるけど、彼らもまたこの世界の社会的常識に沿った行動しかしてないのがなんともまた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
1巻の感想で『METAL MAX』みたいな世界だなと書いたけど間違ってた。
この世界はメタルマックスの世界ほど追い詰められてなかったよ。1巻で野良戦車が多量に出てきたから勘違いしていた。いまだに国家の枠組は存在しているみたいだしな。
ま、取り敢えずは今回の舞台は1巻でニーナが飢えから屋台からソーセージを万引きをし、路地裏で襲われたエルザ市が舞台となり、一騒動といった感じだったね。
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途中から怪しさをビンビンと感じていたんだけど、その通りになってしまった。前回の相手が悪を自称していたのに対し、今回の相手は正義を自称していたね。両方とも優秀だったけど方向性が反対なようで似ているように感じたのは気のせいではないと思うよ。
親子の再会は最終的に無事に終わって良かったよ。本当に…
最初に父母を見た時は絶望的な未来が頭をよぎったけどな。 -
話が行き当たりばったりな感じが出ていて、読んでて興ざめする。
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ゴシック&ロリータを身にまとい、世界で一番眼帯が似合う美少女・テオドーレは17歳にしてエンデ市の市長を務める貴族のご令嬢だ。私立戦車隊・ラビッツの面々は彼女の招待に応じ、エンデ市を訪れていた。一方、ラビッツを離れ、家族を探す旅に出ていたニーナは、エンデ市付近の開拓村で家族と、さらには意外な人物とも再会を果たす。しかし、開拓村は野盗によって定期的な略奪を受けており、存亡の危機に立たされていた。野盗に抵抗し、戦うことを主張するニーナ。それに対して開拓民たちがとった選択は、ニーナを……!? 第9回SD小説新人賞対象シリーズ、第2弾!!
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今回もちょっと都合が良すぎる展開があったが、テンポ良く読めた。
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なかなかにダークな展開で。
しかも序盤がそれを感じさせないところがなんとも。
もうちょっと伏線あってもよかったなぁ、という思いが。
1巻もそうだったけど、何気に重いテーマで書く作者なんだな、と。
ラノベで続けられるのだろうか。 -
2巻もなかなか面白かった。キャラはラノベらしいのだけど、社会の暗いところを映し出しているのはやはり好きだ。
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受賞作品なのに続編の落とし込み方がすごく堅実でよかった。ちょっと納得しにくい部分もあったけど