吸血鬼は僕のために姉になる (ダッシュエックス文庫)

  • 集英社
3.40
  • (1)
  • (1)
  • (2)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 32
感想 : 2
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086313650

作品紹介・あらすじ

丘の上の屋敷には、盲目の吸血鬼が住んでいる。そういう噂を聞いたのは、僕がとても小さな頃だ。
唯一の肉親であった祖父を喪った僕は、件の女性、霧雨セナに引き取られた。
彼女の正体は噂通りの吸血鬼。ただし、性格は心配性でおせっかいの姉といった感じで、おまけに物理的な距離が常に近い。
そんな彼女のまわりには、一つ目の怪物、犬の郵便屋など、多種多様な生き物が溢れていて、それらが視える僕には特別な力が宿っているらしい。
未知の世界で新しい家族――吸血鬼・セナをはじめとする人外の存在と絆を深めるラブコメディ。
第8回集英社ライトノベル新人賞《銀賞》受賞作!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 過去に両親を失い、そして唯一の肉親である祖父を失った主人公「波野日向」が、引き取られた先で吸血鬼の女性「霧雨セナ」と人ならざる者「幻想種」との触れ合いを通じて、生きる意味を見出していく物語です。

    物語に登場する幻想種がいわゆる鬼だとかドラゴンだとか、我々が慣れ親しんだ空想上の生物となります。我々の身近にも幻想種がいたらと考えるとワクワクしますね。その幻想種との出来事を通じて主人公が成長していくのですが、登場人物の皆が優しく強く愛しく、読んでいて心が温かくなりました。

  • 行方不明の両親を持つ主人公、波野日向は、祖父が遺した「人ならざるもの」と出会う。
    家族に憧れる吸血鬼、霧雨セナと、凡人高校生が送る非日常系ファンタジー。

全2件中 1 - 2件を表示

景詠一の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×