王女の遺言 1 ガーランド王国秘話 (集英社オレンジ文庫)

  • 集英社
3.60
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本棚登録 : 204
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086803649

作品紹介・あらすじ

王女アレクシアはかつて、驚くほど自分とそっくりな顔をした少女に出会ったことがある。
うら寂れ、冷えきった聖堂にいたのは、襤褸をまとった物乞いの少女ーー。
偶然にすぎない、その一度きりの邂逅が、いずれ数え切れない命を食らいつくす
陰謀を呼ぶことになろうとは、いったい誰に予想できただろうか。

政略結婚で異国に嫁ぐことが定められている王女ーー。
明日にも“花"を売ることになりそうな貧しい孤児ーー。

生き写しのような姿をしながら、身分も境遇も正反対の二人が
その立場を“入れ替えた"とき、波乱に満ちた物語の幕があがる!!

感想・レビュー・書評

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  • フォロワーさんの感想読んで興味持った一冊。

    初っ端から主従ラブフラグ全開で続きが楽しみ。
    たくましく性根の美しいお姫様と、ついになっている根性ある庶民の女性。
    2人の交わりがいつくるのか楽しみ

    2022.10.22
    164

  • 1人ひとりの物語が少しずつ分けて書かれていて、読みやすい本でした。

  • 面白かった!
    1章がアレクシアの身の上話や世界観の説明的な内容がガイウスやエリアスとの会話で進められ、若干取っ付きにくさを感じたんだけど、2章から物語が動き始めると、ぐっと面白くなり引き込まれるように読んだ。
    ざっくりいうと外見がよく似た王女と女優が立場を取り替える話なんだけど、これが偶発的に進んでいくのが意外でもあり、全編にわたって緊張感が満ちていてワクワクする。
    アレクシアの育ちが良く世知を知らない素直さとそれでいて高邁な性質がとても魅力的でした。
    凄いところで終わってるので、次もすぐ読まねば。

  • 王子と乞食の様に取り替え物。たった一度少女だった頃の王女アレクシアと貧しいディアナの出会いが、その後何年も経って関わってくる。襲われ行方不明になった王女と身代わりに王女を演じるディアナ、お互いを知らずに二人の運命が始まっている。
    あちらもこちらも危機だらけ。

  • 続きが気になる!
    アレクシアの話し方が好き

  • 入れ替わり作品は幾つか読んでいるけれど、とても面白い!
    過去1度の邂逅
    そっくりな王女と物乞いの入れ替わりは出会わずして起こっており、どちらも波乱
    一方は行方知れずの王女の身代わり
    もう一方は奴隷船へ拉致されて、売られそうになって…
    これからどのような展開になるのだろう
    そして、1巻良いとこで終わって2巻が気になる〜!

  • よく似た姿形の2人の入れ替わり、と考えると1巻の流れは、概ね予想通り。ただ、ここから2人の運命がどう転がっていくのかは分からない。全4巻とわかっているから、4巻がいつ出るかわかってから一気に読もうと思って読み始めたけど、やはりまとめて読むのが正解だったと1巻で実感。ついついページをめくる手が止まらず一気に1冊読み切ってしまった。続きが気になるので続けて2巻を読もうと思う。

  • すごくハラハラしました。
    本物の王女の行方が気になる~~!
    身代わりよりもギリギリ、って感じがする。

  • 数奇な人生を送ることになる王女の話になりそう。ここからどう転ぶのかなあ。もうひとりの彼女が、ただで転ばないことを期待。

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著者プロフィール

東京都出身。東京音楽大学器楽科ピアノ演奏家コース卒業。『始まりの日は空へ落ちる』で集英社ノベル大賞受賞。本書は大英帝国を舞台に若き日の小泉八雲の活躍を描いたホラーミステリー『奇譚蒐集家 小泉八雲 白衣の女』(講談社文庫)の続編にあたる。他の著作に、本シリーズの前日譚「ふりむけばそこにいる」シリーズ(講談社タイガ)、「王女の遺言」「倫敦千夜一夜物語」シリーズ(ともに集英社オレンジ文庫)、「英国マザーグース物語」シリーズ(集英社コバルト文庫)などがある。


「2022年 『奇譚蒐集家 小泉八雲 終わりなき夜に』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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