映画ノベライズ るろうに剣心 最終章 The Beginning (集英社オレンジ文庫)

  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (212ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086803878

作品紹介・あらすじ

1864年、動乱の幕末。時代を守るか変えるか、剣を持つ者は二つに分かれ、激しく戦っていた。
倒幕派を率いる長州藩の桂小五郎のもと、影の暗殺者である緋村抜刀斎こと緋村剣心は、その夜も暗躍していた。
だが、いつもなら瞬時に終わるはずが、標的の幕臣の一人、清里明良が「俺には大事な人がいる」と幾度斬っても立ち上がり、最期の一太刀で緋村の左頬に一本傷を刻む。
ある夜、緋村は酒処で似非志士に絡まれていた若い女を助ける。この出会いが緋村剣心の運命を大きく変えてゆくことに――!?
前作「The Final」で描かれたシリーズ最恐の敵・縁との究極の戦い。
その戦いの理由となった、剣心の頬に刻まれた〈十字傷〉と剣心が惨殺したという妻・雪代巴の存在に迫る「The Beginning」が待望の公開!
剣心はなぜ〈不殺の誓い〉を立てたのか?そして剣心はなぜ妻を斬殺しなければならなかったのか?
剣心の原点が明かされる時空を超えたアクション感動超大作後編、最速小説化!!

感想・レビュー・書評

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  • 人斬り抜刀斎。
    頬にある十字傷の謎。
    映画、the finalに登場した 雪代縁 の姉、雪代巴が剣心に近づく。
    巴に人斬りの現場を見られた剣心はやむ無く、共に行動することになる。
    幕府の追手により、討幕派の拠点が暴かれて、
    2人はとある農家の家屋に身を隠すことになる。

    しかし、ある日、仲間の飯塚により、巴が幕府の内通者だった事を知らされ、と同時に巴の姿がいなくなる。剣心は雪道の中、彼女を探す。

    闇乃武という組織が討幕派を倒そうとし、また、その中の辰巳という者が
    巴に剣心の弱点を知るように命じた者と剣心は剣を交える。

    その後、剣心は、辰巳と剣を交えるもの、途中に
    巴により、彼自身の動きを止められてしまい、
    辰巳は、剣心にやられてしまう。
    その際、巴も斬られてしまう。
    その光景を見ていた 弟 縁は、剣心を倒す事を決意し、天誅ではなく人誅により 彼を裁くことを決意する。

  • 映画を見ていないけど文庫で読了、ほぼ見たような気分にさせられるノベライズもので、時代小説としても力作。ただ映画の構成上、巴が剣心に赤空の打った刀を渡すというくだりが、なんとも言いようのない気まずさを感じてしまった。赤空ってこういう過激派援助みたいな人物だったのか。刀鍛冶を志すような人は、皆そうなのだろうか。これまでの実写版での赤空像は、まるで神職についている人みたいな印象だったので、意外すぎてそこが減点というか、どうなのと思った。それ以外は追憶編の原作漫画の通りで、特に言うべきところはない。剣心が巴に寝込みを襲われて刀を当てる場面は、池田屋の変の後に前後を入れ替えたりして、工夫してある。そこはよかったと思う。

  • 漫画を再度読み直したくなる。

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著者プロフィール

東京大学大学院総合文化研究科准教授
1979年 東京都生まれ
2010年 東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了
2014年 東京大学講師を経て、現職

主な著訳書
『ローマ帝国と地中海文明を歩く』(共著、講談社)
New Approaches to the Later Roman Empire(共著、Kyoto University)
『高校生のための東大授業ライブ──学問への招待』(共著、東京大学出版会)
『古代地中海の聖域と社会』(共著、勉誠出版)
リバニオス『書簡集1』(京都大学学術出版会)

「2019年 『書簡集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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