神童マノリト、お前は廃墟に座する常春の王 (集英社オレンジ文庫)

  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086804318

作品紹介・あらすじ

イルバス史上初、女性として王杖に就任したエスメ・アシュレイル。女が人を導くとは何たるかを学ぶため、友好国ニカヤで幼い王の後見人を務めている女王ベアトリスの元で修行することに。
だが政情不安の続くニカヤでは、「女王は幼王マノリトを操りニカヤを乗っ取ろうとしている」という噂が流れ、ベアトリスやイルバスへの不信感が日に日に膨らんでいた。
反政府勢力の陰に、歴史から消えたはずのイルバス王位継承者率いる謎の組織〈赤の王冠〉の存在を掴んだギャレット。
エスメは言葉を失ったマノリト王の心を溶かすべく奮闘するが…。
一方その頃、イルバス国内ではサミュエル、アルバート、それぞれの陣営に〈赤の王冠〉の魔の手が迫っていて!?

感想・レビュー・書評

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  • はやく……はやく次巻が読みたい……!!!!!!!

    出てくる女たちがみんなかっこよすぎない?いまだ王杖として信頼されておらずニカヤで試行錯誤するエスメ。姿を見せないニカヤ王への不満や不安の矛先を向けられるベアトリス。片方の王は離れ、片方の王は伏せっている城にのこされたクローディア。それぞれの起こす行動、心意気、決意がもうはちゃめちゃにかっこいい。最後に出てきた唯一王冠を被らなかった初登場のあのひとの活躍もはやく読みたくてしたかない。

    とはいえ、先行きはかなり不穏。正体不明の病がイルバスで流行しはじめ、王と王杖は引き離されている。今回も激動だったけど次の巻も波瀾万丈になりそう。

  • エピローグに強烈な方が出てきて笑ってしまった……。

  • エスメや久しぶりに赤の陣営が活躍するお話で面白かった。
    ニカヤの立ち位置って微妙だし、ベアトリスは苦労しそうだなぁと思っていたけれど、案の定でしたね。
    マノリトの母親とか、微妙に癖のあるキャラが出てくるのが中々面白くて良いです。
    後何気にクローディアの身体能力が思ったより凄くてびっくり。
    まだ不穏な要素を残しての幕引きだけに次が待ち遠しいです。サミュエルが心配だわ。

  • このシリーズ初のタイトルに男性キャラ名が…。制約のある世界観や幼くして王となった子の境遇にいまいち入り込みづらかった。
    ベアトリス達はニカヤの王になる気が無かったからニカヤの人々に責任があると言うのを思い切れなかったのかなと思った。
    マノリト王は自由を諦めたけど、これから彼を支えてくれる存在が現れればいいなと思った。

  • 今回は政治色強めのオムニバス。イルバスに政変の予兆、そしてついにあの人登場で続きが気になる! 恋と美容に生きる強かな女、めちゃくちゃ好みの予感です。

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