宝石商リチャード氏の謎鑑定 ガラスの仮面舞踏会 (集英社オレンジ文庫)

  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086805223

作品紹介・あらすじ

正義に連れられてみのる、良太、真鈴の3人は岡山へとやってきた。地元中学で教員をしている、正義の友人・谷本の案内で博物館を訪れるためだった。正義に惹かれている真鈴は、正義と谷本の関係が気になって? 中華街で中国人のクラスメイト、そしてヒロシと名乗る人物と体験した関帝誕。そして実家の裏のお屋敷で、リチャードと正義たちとの仮面舞踏会。母と会えないのは寂しさは募るが、正義とリチャードと過ごすたび、みのるの宝物は増えていく。みのるの世界が広がっていく…! 珠玉の夏の物語。

感想・レビュー・書評

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  • みのる視点が続いてるので、宝石や振り回される正義が出てこないのが少し寂しい。
    次作は正義視点にもどるかな…。

  • このみのる君視点で書かれるリチャードと正義の日常。
    あんなドタバタしたり、距離を測りかねてた二人が阿吽の呼吸でバディとして、そしてリチャードの盾となるように正義が頑張ってる姿を見ると感動する。
    そしてみのる君は本当にいい子だ…
    最後の舞踏会の仮面を被って正義に抱きつくシーンややり取りは泣きそうになってしまった。
    お母さんとも会いたいだろうし…でも別に正義が嫌なわけでもないし…
    ちょっとシリアスな所も含みつつ、まさかのヒロシ!
    そしてあの終わり!
    続々リチャードの登場人物が集合してくるから続きが楽しみ。

  • シーグラスの話が今回の短編集の中で一番好き
    みのるくんもどんどん大きくなって、正義とリチャードの関係もほんとに気になる笑‼︎

    気になるところで終わったので続編は一年も待てないなぁ〜!

  • これからは子供中心なんだろうか
    いや、今回も面白かったけど

  • 今回もみのる視点で、短編形式で進んでいきます。中学生三人組から見た正義もリチャードもめちゃくちゃかっこいいな?!そしてかっこつけてもいるな?!笑。
    ふたりの関係性を雰囲気でみのるは感じ取ってる気がする。あと知ってる人がちょいちょい出てくるのいいよね。楽しい。

  • いよいよ何が書きたいのかわからなくなってきた。リチャードも正義も出番はほとんどないし、正義の異母弟、みのる視点で描かれていて、みのるの生活中心。中学生の居候生活や異文化体験記みたいな内容で、タイトルの「宝石商」「謎鑑定」は一体どこに?みのるは小学生みたいだし、真凛はモデルの自分を特別視してて、学校はどうでもいいと公言。正直、不快感しか残らない。宝石の話なんか中華街の中華料理屋の関羽像ぐらい、しかも「値がつけられない」というだけの、本当におまけというか申し訳なさ程度に出てくるだけ。他も本当の宝石ではなくシーグラスとかシャンデリアとかそんな話。ネタ切れなのかもしれないが、それならば2部でシリーズ完結してくれれば良かった。とりあえず次巻も読んでは見るが、同じように中学生達の日常生活や異文化体験記みたいな内容ならば、もう買わないし読まないと思う。

  • 終始みのるくん視点での物語
    我慢の多いみのるくん、彼にとっての宝石が増えていくのはとてもうれしい
    シーグラスのお話のふたり、とても素敵だった!
    ヴィンスとオクタヴィアのやりとりも良い
    相変わらずリチャードに対する正義の愛がすごい…真鈴の言葉をリチャードはどんな気持ちで聞いていたのか
    次はまたトラブルからかな?

  • 面白いんだけど、中学生目線で描かれているので、何となく児童書を読んでいる気分になった。
    宝石の雑学(?)好きだったんだけどなぁ… そのあたりがなくなって残念。

  • 今やリチャードの職業が宝石商というだけで、全く別の話になってしまった。色々説明がなくて想像も難しいのですが、横浜の学校では中国人も普通にクラスに混ざってるんでしょうか。全話でもさらりと書かれてて、わからないまま読んでましたが、やっぱりわからない。ググれってことかな。

  • 今回もよかった。海に行く気満々の正義とリチャード想像しただけで可愛すぎてにやけた。最後の方の2人のやり取りでまた死にかけた…(そして生きる)。最後気になる感じで終わったから、次巻がまた待ち遠しい…。

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著者プロフィール

9月24日生まれ。神奈川県出身。『時泥棒と椿姫の夢』で2014年度ロマン賞を受賞。受賞作を改題・加筆改稿した『螺旋時空のラビリンス』で文庫デビュー。

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