karatteさんの感想
2014年4月18日
これも二度目の購入なんで実際は再読。モンテフェラート侯コンラード、アリエノール、ロビン・ロクスリー(のちのロビン・フッド)、そしてルイセとラスカリス……様々な境遇の者らが囚われのヴァレリーを巡って動き出す前半部。後半はサー・ウィルフレッド・アイヴァンホー率いるイングランド軍VSヴァレリーのイスラム軍の戦闘が中心だが、次第に集っていくロビンのかつての仲間たちや、皇太子アル=アフダルとヴァレリーの奇妙な友情など、サイドストーリーも読み応えは充分。
作家。1971年大阪府生まれ。京都大学大学院工学研究科修士課程修了。1991年、『ジハード』で第1回ジャンプ小説・ノンフィクション大賞に入選し、デビュー。本作は、11年の長期にわたって多くの読者に愛される大人気シリーズとなった。他の作品に『姫神』『四方世界の王』などがある。 「2014年 『ジハード 6 主よ一握りの憐れみを』 で使われていた紹介文から引用しています。」