紐育 ニューヨーク! ―歴史と今を歩く (集英社新書)

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  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087203721

感想・レビュー・書評

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  • 2020年5月10日読了。

    ●P23
    先住民のアルゴンクィン族はナマハッタ、
    丘の多い島と呼んでたので、開拓者たちは
    マンハッタンと言い始めた。

    ●P26
    市で最も保守的なベッドタウン、
    ステッタン島の住民はイタリア系、
    アイルランド系の中産階級、カトリック教徒が
    多い。昔から民主党が強い市の中で唯一、
    共和党寄りだ。

    ●P29
    「フランシス・タバーン」
     →パール通り54番地。
      18世紀、ジョージ・ワシントンが
      贔屓にしていた居酒屋。

    ●P33
    「ボウリング・グリーン」
     →1733年に作られた市最古の公園。
      命名の由来は、植民地時代、
      ここでイギリス人がボウリングに
      興じたから、との説も。

    ●P41
    70〜80年代のソーホー
     →「結婚しない女」(1978年)
       ポール・マザースキー
      「ニューヨーク・ストーリー」(1989年)
      「ライフ・レッスン」
       マーティン・スコセッシ

    ●P48
    「シーダー・タバーン」
     →芸術バー。5番街の東、
      ユニバーシティ・プレイス2番地、
      11丁目と12丁目の間。
      ジャクソン・ポロックほか画家や作家が集う。

    ●P55
    「クラブ57」
     →2番街と1番街の間の北側、
      セント・マークス57番地。
      ポーランド教会の地下にあった。
     →キース・ヘリング、バスキア、
      マドンナが若き日に通った。

    ●P62
    米建築家教会の定義によれば、  
    14丁目から59丁目までがマンハッタンの
    中心部、商業地域のミッドタウンとなる。
    /14丁目はダウンタウンとアップタウンの
     境界線。

    ●P66
    「ファクトリー」
     →ウォーホルのアトリエ。デッカー・ビルの
      6階。現在、1階には酒屋が入っている。
      ユニオン・スクエア・ウエスト33番地、
      東16丁目と17丁目の間。

    ●P68
    ユニオン・スクエアの「グリーンマーケット」
     →週4日、月・水・金・土の8時〜18時。

    ●P71〜
    「チェルシー・ホテル」
     →1883年完成。
     →数々の著名人が宿泊し、作家がここで
      本を書いた。
     →1階のスペイン料理店「エル・キホーテ」は
      サングリアとパエリアが名物。

    ●P91
    マーガレット・バーグ=ホワイト(1904〜71)
     →ブロンクス区生まれの女性報道写真家の
      先駆者。

    ●P98
    NYの花火の始まり
     →「ニューヨーク・タイムズ」が
      1904年末にタイムズ・スクエア一番地の
      25階に新社屋を移した時に、
      移転祝いの花火を打ち上げたのが始まり。
      現在は8番街40丁目へ。

    ●P126
     セントラル・パーク・ウエストには
     1920年代から30年代始めに建てられた
     有名人好みの豪華アパートが並ぶ。
     マリリン・モンロー、ダスティン・ホフマン、
     アル・パチーノ、マドンナほか

    ●P144
    ジェイコブ・リース
     →ハーレムの貧民窟にスポットを当てた著書
      「ハウ・ジ・アザー・ハーフ・リブス」
      (1980年)

    ●P146
    「サボイ」
     →1926年創業、伝説のダンス・ホール。
      レイノックス街596番地、西140丁目。

    「アポロ劇場」
     →ハーレムの名物。
      西125丁目253番地

    「シルビアズ」
     →南部ソウル・フードの老舗。

    ●P157
     スパイク・リー監督とウディ・アレン監督は
     ブルックリン出身。

  • 主にマンハッタンを歩きながら、ニューヨークの歴史を教えてくれる。

  • [ 内容 ]
    アメリカの中の独立国家と呼ばれているニューヨークは、ブッシュを二度拒んだ反骨・反逆・へそまがりの街。
    人と歴史が独特の味わいを醸し出す街。
    バー文化を育てた移民の芸術家たち、日系人の地位向上に尽力した高峰譲吉、ハーレムに事務所を構えるクリントン元大統領などなど過去と現在を縦横に行き来しつつ、ストリート派ジャーナリストが手引きするとっておきガイド。

    [ 目次 ]
    第1章 ロウワー・マンハッタン
    第2章 グリニッチ・ビレッジ
    第3章 ユニオン・スクエア、グラマシーとチェルシー
    第4章 ミッドタウン
    第5章 アッパー・イースト・サイド
    第6章 アッパー・ウエスト・サイド
    第7章 ジ・アザー・ニューヨーク
    第8章 グラウンド・ゼロ

    [ 問題提起 ]


    [ 結論 ]


    [ コメント ]


    [ 読了した日 ]

  • エリアごとに異なる文化や住環境を持つニューヨークの雰囲気や見どころをコンパクトにまとめたガイドブックのような新書で、読みながら街歩きが楽しめるお得な一冊である。

  • ほっこり笑ってじんわり♪ 同じ大都市でも東京は”砂漠”だなあと思った。

  • 作品紹介が多め。
    楽しみ方はかなり凝縮されて載っている。
    ぜんかい気の向くままメトロポリタンへ行ったときは、入ってからその広大さにビックリしてしまい。
    自分の中で決めていた「ゆっくり3時間」ではなく、「小走りの4時間」となってしまった。
    本を読んで理解したことは、必要な日数は1日どころではないが、僕は丸1日で今度回ってみようと思った。
    小走りでも得る物があったので、丸1日、余裕があれば2日、得る物を求めてみようと思えた。
    ニューヨークが好きならぜひ読んでみて、実践!ってことで。

  • ジャーナリストの著者が、各地域をめぐりながら、建物や歴史の意外な歴史と、今現在、そこに生きている人々のナマの声、著者自身の体験を盛り込みながら紹介した本。一見とても軽い調子で書いてあるが、2章のグリニッチ・ビレッジの最後の方や、8章のグラウンド・ゼロなど、色々考えさせられるような重いこともサラッと書いてある。おおざっぱな地図しかないので、もっと細かい地図が欲しいところ。また、内容自体は面白いが、文体(体言止めがやたら多い)のせいで、読みにくいと感じた。(2007/09/24)

  • 短い文で、軽快にお洒落に書かれているゆえ、最後の章の911の話が深く感じる。

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著者プロフィール

上智大学卒業後、出版社勤務を経て独立。翻訳、編集、執筆を中心に、リトリートの主催など多分野で活躍。

「2022年 『和解 インナーチャイルドの癒し方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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