<ヴィジュアル版> ONE PIECE STRONG WORDS 上巻 (集英社新書)

著者 :
  • 集英社
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感想 : 75
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087205824

作品紹介・あらすじ

それは「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」をめぐる物語だ。主人公モンキー・D・ルフィは、海賊王になることを決意し、仲間や強敵との出会いを重ねながら「大秘宝」を求めて"偉大なる航路"へ船出する。一九九七年に「週刊少年ジャンプ」で連載が始まった『ONE PIECE』は、二〇一〇年の第五九七話で第一部が完結。本書は巻一から巻六十一にわたるその長い航海の過程で生み出された珠玉の言葉をテーマ別に選んだ。上巻のテーマは「旅立ち」「戦い」「覚悟」「智慧」「別れ」。自らを鼓舞し、仲間を支える、豊かな言葉で彩られている『ONE PIECE』。その強い言葉は、物語の世界を超えて響き渡る。解説は気鋭の思想家・内田樹。

感想・レビュー・書評

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  • 新刊発売時の発行部数が300万冊を越え、中古やマンガ喫茶で読んでる人も含めると、なんか日本ではもう読んでない人のほうが少ないんじゃないかと思わなくもない『ONE PIECE』の名言集。

    まぁ、正直、本としてちょっとどうかと思うが、内田樹氏の解説は読み応えがある。

    読み応えはあるが、うーん、どうなんでしょうね。ONE PIECEの人気は、世界観が主要因だろうか。

    あまりONE PIECEに詳しくないのだが、これだけ日本で受け入れられた要素としては、絵が親しみやすい、というシンプルな理由が思いつく。

    あと、けっこう、絵の表現技法は斬新だなぁ、と思う。

    「友達のために戦うのが最強」というのは、確かに、新しいコンセプトかもしれない。

    (上)では、主に『ワンピース』の世界観について考察されていたが、(下)ではキャラクターについて考察されている。

    ウソップを「語り部」としているのは非常に共感。彼は「物語る存在」として「物語」には欠かせないだろう。

    ウソップは『ドラゴンボール』のクリリンであり、『幽々白書』の桑原であり、『ダイの大冒険』のポップであり、『スラムダンク』の小暮であり、『るろうに剣心』の弥彦である。(うーん、年齢がバレるな)

    超人的なキャラクターが多数活躍するマンガにおいて、唯一、読者に寄り添ってくれる存在なのだ。彼らの「弱さ」なくして、読者は物語に参加できないと言っても良い。

     

    一方、ルフィは、幽助でもなく、ダイでもなく、桜木花道でもなく、剣心でもない。独特な存在だ。内田氏はそれを「ゴムのような伸びやかさ」と表現している。

    唯一、ルフィと共通する主人公といえば、初期の『ドラゴンボール』の悟空だろう。ドラゴンボールを集めるために世界を駆け巡る悟空と、世界の海を旅するルフィには重なる部分が多い。

    悟空はその後、ピッコロ大魔王との出会いをきっかけとして、「質実剛健な戦士」となったが、ルフィは一体どうなるのか、興味深いところである。

  • ほんとは漫画全巻ほしいんだけどf^_^;

  • ファンの方には申し訳ない。One Pieceは未読なので、正直全然分からず、内田さんの文章だけを読むために買う本となってしまった。僕はハマりやすいので、これ読み出したら止まらなくなりそうだし(「24」で危ない目に遭うところだった、、、)

  • 内田樹先生の解説が面白いです。

  • ズンズンジンジン心に響く言葉のオンパレード!!

  • ここに選ばれた言葉とその言葉の背景が心にひびきます。

  • [ 内容 ]
    <上>
    それは「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」をめぐる物語だ。
    主人公モンキー・D・ルフィは、海賊王になることを決意し、仲間や強敵との出会いを重ねながら「大秘宝」を求めて“偉大なる航路”へ船出する。
    一九九七年に「週刊少年ジャンプ」で連載が始まった『ONE PIECE』は、二〇一〇年の第五九七話で第一部が完結。
    本書は巻一から巻六十一にわたるその長い航海の過程で生み出された珠玉の言葉をテーマ別に選んだ。
    上巻のテーマは「旅立ち」「戦い」「覚悟」「智慧」「別れ」。
    自らを鼓舞し、仲間を支える、豊かな言葉で彩られている『ONE PIECE』。
    その強い言葉は、物語の世界を超えて響き渡る。
    解説は気鋭の思想家・内田樹。

    <下>
    名場面とともに贈る珠玉の名セリフ集!
    超人気漫画『ONE PIECE』の名セリフ集。
    第一部(1話?597話)の中の珠玉の言葉を、下巻では「愛」「絆」「悪」「生きる」「餞別」のテーマ別に分類、場面カットをふんだんに配して紹介。解説は内田樹。

    <2>
    一九九七年に「週刊少年ジャンプ」で連載が始まった『ONE PIECE』は、二〇一〇年の第五九八話より第二部が幕を開けた。
    本書は巻六十一巻から巻七十までの“魚人島”編と“パンクハザード”編で語られた言葉を、「冒険」「英雄」「呪縛」「未来」「超越」と五つのテーマ別に選んだ。
    人間と魚人の深刻な争いの歴史、悪用される科学の脅威といった、『ONE PIECE』の中でもダークな色彩の二編から生まれた百の言葉は、漫画の世界を超えて現代を照らし出す。

    [ 目次 ]
    <上>
    プロローグ 旅立ちの言葉
    第1章 戦いの言葉
    第2章 覚悟の言葉
    第3章 智慧の言葉
    コラム 言葉の秘宝館―戯言
    第4章 別れの言葉
    解説 街場の『ONE PIECE』論(1)―「流動するもの」へのひたむきな信頼(内田樹)

    <下>


    <2>
    序章 冒険の言葉
    第1章 英雄の言葉
    第2章 呪縛の言葉
    コラム コトバの沸点
    第3章 未来の言葉
    第4章 超越の言葉
    解説 街場の『ONE PIECE』論3―「生きるもの」の側に与し続けるという真理(内田樹)

    [ 問題提起 ]


    [ 結論 ]


    [ コメント ]


    [ 読了した日 ]

  • 言葉の選択や、切り取り方は頷けないものが多々あるが、やはり読んでいると本編を読み返したくなってしまう。
    買って損なし。

  • コミック・ONE PIECEの名ゼリフ集!!コミックの1シーンと共に出ているので感動がよみがえる!(院生アルバイトスタッフ)

  • ONE PIECEの名言集上巻。
    内容とか欲しい!という欲求うんぬんではなく、ONE PIECEファンとして買っておかねば、という一心で購入。
    とても見やすく、ファンとしては欲しい1冊だけど、なんか言葉のチョイスが微妙な気がする。

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著者プロフィール

尾田 栄一郎(おだ えいいちろう)
1975年1月1日生まれ。熊本県熊本市出身、九州東海大学中退。A型。絵を趣味としていた父親の影響から、幼少期より絵に親しんでいた。4歳の時から漫画家になることを夢見ていたという。中学時代から本格的に漫画に取り組んできた。
1997年より『週刊少年ジャンプ』で連載が開始された『ONE PIECE』の累計発行部数は国内最高の3億5000万部を突破。「最も多く発行された単一作家によるコミックシリーズ」としてギネス世界記録に認定された。
1992年下期「WANTED!」で第44回手塚賞準入選(「月火水木金土」名義)。1993年「一鬼夜行」で第104回ホップ☆ステップ賞入選。2006年『ONE PIECE』で日本のメディア芸術100選マンガ部門選出、2012年には第41回日本漫画家協会賞大賞受賞。

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