「謎」の進学校 麻布の教え (集英社新書)

著者 :
  • 集英社
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感想 : 37
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087207583

作品紹介・あらすじ

東大合格者数ランキングのトップ10に50年以上名を連ねながら、「進学校」のイメージを裏切り続ける麻布の魅力に迫る。現役の生徒から保健室の先生、麻布が輩出した各界のOBまでを徹底取材!

感想・レビュー・書評

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  • 社会にでてからの輝きかたが“開成”と“麻布”とでは違うことを感じることが多くなってきたのでその理由をちょっと知ってみたくなった。
     “なるほど”という側面を“麻布”の側からは覗けた気がする。
     が、この日本の中で“麻布”を維持していくのは難しいのも感じた。ましてや未来に向けて発展させていくのは。
     これは“麻布”といったいった具体的な機関に限ったことではないのだろう。
    日本が問われているように思える。
    もしかしたら、“麻布”に代わる異彩を放つ学校が出現していくかもしれない。いや、期待したい。
    ということは、日本の教育にということになるのか?

  •  めちゃくちゃおもしろかった!ためになった。
     読了したけど新品を買ってトイレに置いておきたい。

     全然勉強しなかった生徒が、部活を引退したらスイッチが入って勉強して、浪人する率は高いけどしっかり進路を決めるという話があった(メモ参照)。そしてその原動力は小学校3年生からの塾通いにあるという。小学校生活を塾通いまみれにしてしまうのは可哀想と思っていたけど、一生モノの集中力がそこでつくのなら呑気なことも言ってられないなぁ。大変でもやらせる価値があるのかないのかは、その時々の息子をしっかり見て決めないとね。

  • 近くにいる麻布出身者の自由さ、起源が上がった気がする。

  • 購入しました。

  • 麻布の内情について赤裸々な内容も含む。
    子を持つ身としては、浪人の多さは気になる。
    子供の自由を許容するのも、お金がかかる。

    男子校進学校特有の感覚は麻布に限った話ではないであろうかと

  • 麻布高校の方針や教師/生徒のナマの声が詰まった良書。
    詰め込み型の知識教育ではなく、自分で考えさせる土壌を培おうとする教育方針は素晴らしい。
    だが、学歴社会である以上、どの大学に行くかは非常に大きなウエイトを占めているので、最終的に大学受験がある高校は難しいと思った。慶応志木とも似ているとこが多くあると思ったが、志木高と大きく違うのは、よくも悪くも大学受験が無いこと。
    でも普通の高校とは一線を画した教育方針は興味深い。

  • 羨ましい
    若い

  • 「自由に生きよ」それが御三家進学校:麻布学園の普遍的価値観である。あなたは「自由」に生きられていますか!?自由を知っていますか??

     自由に生きるなら、責任も持てる人間にならなければならない。それを麻布学園では経験できて、学べる。子供の裁量に任せた教育。

     しかし、子供が「社会化」してきている今、それも通用しなくなってきているという。新しい「自由」を学ぶための教育方法の研究が必要だな。

     やっぱ大人が勇気を持つしかない。勇気をもって子供の好き勝手させてあげよう。そして、間違えたら論理的に間違いを叱ってあげよう。

  • あまり面白くないかな。

    自由な校風と東大進学率を両立させている麻布を取材した本ですが、正直なところ最後は流し読みです。

    開成を題材にした「弱くても勝てます」を昔読みましたが、そちらの方がもっと個性的で、生徒の個性がよく出て面白かったですね。

    変わった校風や教育理念の紹介が大部分を占め、生徒の生の声が少なかったのがつまらなかった理由かな。

    どちらかというと、学校の魅力を作者が引き出せなかった感じです。

    特にオススメするほどでは無いです。

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