- Amazon.co.jp ・本 (242ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087212976
感想・レビュー・書評
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ずっと日本の家は「寒い」って思っていた。それは仕方のないことなんだと思っていた。
でも、実際はそうではないことをこの本で知る。日本では最高レベルの断熱性能でも、ヨーロッパなどの先進国から見たら違法レベルに酷いものだと。寒いところに住んでいる世界中の人たちは、ずっと経済的に、ずっと暖かい家に住んでいるという現実。そして、そのことで日本の資産が数百兆円の規模で棄損していること。ただ単に、日本の為政者と産業界の怠慢、あるいは酷すぎる意思。
僕たちは、もっと安く、もっと暖かく寒い冬を過ごすことができる。もっと安く、もっと涼しく暑い夏を過ごすことができるのだ。
日本の現状と、個人でそのことを変えるノウハウがたくさん紹介されている。快適に過ごせるように、リフォームしよう・・・。個人の快適な生活を手に入れることが、地球沸騰化阻止へも繋がる。「断熱」しよう、という本。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
#「断熱」が日本を救う
#高橋真樹
24/1/17出版
https://amzn.to/3tZMEf8
●なぜ気になったか
寒冷地に住んでいるわけでもないので甘い泣き言だけど、冬の朝、暖房前の部屋はやはり寒い。断熱性能を向上させる具体策が書いてあるとのことなので、知るために読みたい
●読了感想
わが家にもハウスメーカーから断熱改修検討の打診があったが、断熱性能等級の見直しがされたなど、その背景を知ることができた。日本の住宅がドイツに比べすごく劣っている状況は衝撃だった
#読書好きな人と繋がりたい
#読書
#本好き -
北海道帯広から秋田県男鹿に引っ越したら家の中が強烈に寒くなったために興味を持った断熱。普段聞いてる、竹内昌義先生のVoicyからの知識を網羅的に補完する、大変勉強になる内容でした。
自分の人生のランニングコストとしても、健康のためにも、そして地球環境のためにも家の断熱が大切なことはもちろんのこと。移住者にとっての心地よい暮らしや、町から外に出ていくお金を減らすという意味で、断熱がまちづくりに寄与する部分が地味ながらも中長期的には極めて大事であると再確認しました。 -
東2法経図・6F指定:527A/Ta33d/Ishii
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断熱の重要性と、日本がいかに遅れているかということが分かった。
自身で住宅を建てて思うが、商業施設や公共施設が夏暑く、冬寒いのは断熱をしっかりしていないからだと実感。
予算がそこにかけられないことが問題。 -
住宅、職場、馴染みの店など身の回りの建物を見なおすきっかけとなりそう
できることから実践し断熱効果を体感してみたい -
【配架場所、貸出状況はこちらから確認できます】
https://libipu.iwate-pu.ac.jp/opac/volume/571929 -
窓の前に机を置いているので、仕事をしていて寒い。2重窓のDIYキットをWEBで見つけ、それを窓に付けたところ、寒さが和らいだ。常々私も家が寒いと思っており、ラジオでこの本の紹介があったので、読んでみる。
・日本の家は他の国と比べても圧倒的に寒い作り
・冷気が入りやすい家なのにそこには手当しないで、エアコンで暖かくする家が多いのでエネルギーも多く使う仕組みになってしまっている
・寒い国でアルミサッシを使っている国は他では無い
・寒さは健康に害をなす
本書ではこの傾向は改善されてきて、エコハウス等断熱換気が考慮されて来ているとの説明だったが、まだ実感的にはあまりない。 -
断熱することは経済面だけでなく、健康面でもプラスの影響をもたらす。
日本の断熱性能は、国際水準では低位。新築では今後断熱等級5が標準化される動きもある。国際的な競争力を高めるためにも断熱は重要。
断熱という地味なカテゴリーを意識するためには、結婚してはじめて住む賃貸住居の断熱性能を高めることも大事か。