- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087443691
作品紹介・あらすじ
実在の「コの字酒場」の名店がマンガに!
コの字酒場とはコの字カウンターがある大衆酒場のこと。
そのカウンターには上座も下座もない。誰がどこに座っても
フラットな関係だ。そんなコの字ならではの空間が醸す
「人のふれあい」と、その店でしか味わえない「極上の酒と肴」を、
読む者の胃袋を刺激してやまない食マンガの大家・土山しげるが描く!
仕事のミスで落ち込む"コの字ビギナー"の主人公・吉岡が、
大学の先輩・恵子のススメでコの字の扉をおそるおそる開く。
最初は戸惑いつつも、酒がすすみ、肴に感動し、店主や客と
少しずつ打ち解けるなかで、コの字の魅力にハマっていく……
原作は、「コの字酒場」の命名者である加藤ジャンプ氏が執筆。
マンガの舞台は、これまで訪れた400軒以上のコの字から
都内近郊の9店を厳選! 各話に付くコの字のコラムも執筆!
加藤ジャンプ
文筆家、コの字酒場探検家、ポテトサラダ探求家。1971 年生まれ、東京都出身。東南アジアと横浜育ち。一橋大学法学部卒、同大学大学院法学研究科修士課程修了。出版社勤務を経てフリーランスに。著書に『コの字酒場はワンダーランド』(六曜社)など。訪れたコの字酒場は400軒以上、コの字酒場歴は四半世紀
土山しげる
漫画家。1950年生まれ、石川県出身。望月三起也氏に師事し、『月刊少年チャンピオン』でデビュー。2007年『喰いしん坊! 』で第36回日本漫画家協会賞優秀賞を受賞。他の著書に『借王(シャッキング)』『喧嘩ラーメン』『極道めし』『漫画版 野武士のグルメ』(幻冬舎)『勤番グルメ ブシメシ! 』(リイド社)『荒野のグルメ』(日本文芸社)など
感想・レビュー・書評
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加藤ジャンプ、土山しげる『今夜はコの字で 完全版』集英社文庫。
都内近郊に実在する『コの字酒場』から10店の名店を厳選し、加藤ジャンプの原作をもとに土山しげるが漫画化。加藤ジャンプのエッセイも掲載。
『コの字酒場』とはコの字カウンターがある大衆酒場。カウンターの中にいる店主と客の距離は均等で、故に客を平等にもてなそうという意識が垣間見える。
BS放送の『酒場放浪記』や『孤独のグルメ』、地上波の『オモウマい店』など個性の強い、人間味あふれる店主が経営するディープな店を紹介する番組が人気だ。世知辛い今の時代だからこそ、そういう店がウケるのだろう。
主人公の吉岡が仕事の失敗で落ち込むや大学の先輩である恵子に薦められた『コの字酒場』に足を運ぶ。そのうち、二人で『コの字酒場』で飲む仲になり……
いずれも味のある名店、神楽坂『焼鳥 しょうちゃん。』、錦糸町『三四郎』、横浜『のんきや』、自由が丘『ほさかや』、町田『酒蔵 初孫』、一之江『大衆酒場カネス』、赤羽『まるます家』、松戸『酒処 ひよし』、秋葉原『赤津加』、新橋『美味ぇ津』が描かれる。
本体価格680円
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ほとんど飲まないのに、ドラマ化!というのを見て読んでしまいました。恋人未満の先輩女性と後輩男性が1話ずつ、色々な居酒屋に行くマンガ。新橋のお店は食べ物がおいしそうなので、行ってみたいかな。