住宅展示場の魔女 (集英社文庫)

著者 : 本岡類

• 集英社 (2004年8月20日発売)

感想・レビュー・書評

[mono93さんの感想 · 2023年9月23日]

　ホラーあり、コメディあり、ミステリーありで楽しめた。
　結末が分からなくて、消化不良が一遍。

[永杜さんの感想 · 2013年8月31日]

色々なはまりものあり、短編集。

最初のはまぁ…因果応報と言いましょうか。
ただ、に弱い人にはたまならない状態ではありますが
職業柄ちょっと警戒しないのか？　という間抜けさが
何だか悲しい状態に。

懸賞一筋！　な奥様方。
色々当たったら嬉しいですが、月々３万円…。
１２ヶ月にしてしまうと、３６万。
あれもある意味ギャンブルなので、抜け出せないものが。

ペットの犬については、あれ？　と思いましたが
出ていく際に、連れていけない状態だったのか、と。
可愛がっていたと言っても、やはり自分の生活が一番なのだな、と。
捨てられれば一番ですが、やはり馬鹿な子ほどかわいいものです。

一番最後の表題…恐ろしい執念です。
そうやって遊ぶのもいいですし、詐欺、にはならない？
特に何か間に金銭があるわけでもないですし…。
しかしこれ、あまりにやっていると
営業妨害、にもなりそうですが。
とりあえず怖い。
女の視点でのみ語られているので、どうなのか分かりませんが
逆恨みっぽくて怖いですよ、これ…。

[ionanthaさんの感想 · 2012年3月24日]

岡本類『住宅展示場の魔女』読了。通販、ペット、住宅展示場見学など、何かにハマってしまった人たちをユーモラスに、またちょっと恐ろしく描く短編集。もうちょっと重いほうが個人的には好み。なぜか必要もないエロシーンが毎回のように出てくるのがバカっぽくてどうも気に食わない（毒）。

[keokoさんの感想 · 2011年8月18日]

「ハマる」をテーマに書いた短編集。
全体的に、悪くは無いが、真新しくも無かったかな。