- Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087482607
感想・レビュー・書評
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随筆本であり、レシピ本なのですが、そういえば昔のお料理の本ってこうだったな、と思い出しました。調味料が書かれていますが量はほとんど教えてくれません。自分の舌で調節、ということでしょう。料理上級者向けです。料理が得意でない私は後書で少々傷つきました。とはいえ、出てくる料理は美味しそうで、器も素晴らしい。宇野千代さんの感性が感じられます。随筆としても懐かしくゆかしい一冊です。
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なんて可愛らしいレシピ本なのだろう。
可愛らしくも美味しそうで、試したくなるものばかり。
恥ずかしながら、宇野千代さんをこの本で初めて知ったのだけど、すごい方だったんだなー。 -
自分の生まれ育ったところが大好きで
自慢にしている人に会うと憧れる。
自分は、東京のはずれで生まれて育ったけど、
うーん、「郷土愛」と言うのもハテナ?と言う感じだし…
宇野千代さんのふるさと、山口県岩国市の名物料理、
千代さんのおばあちゃんの得意料理、
千代さんの定番料理…
もりつけ方もお皿も綺麗、
でもどのお料理も工程はさほど難しくなく、
でもちょっと珍しくて、
さっそく真似したくなる。
この本はどうやら、千代さんが話しているのを
文章にしたのかな?
千代さんの笑い声なども文章になっています。
千代さんは「頬っぺたももげるように」と工夫しているそう。
もげるって、凄いですねえ。
鰯のお料理のところでは突如千代さんに詰め寄られる!
「おや、鰯はしつっこい魚ではないか、と仰言るのですか。
それも、天ぷらにしたりなどしては、
なおさら、しつっこくなるのではないか、と仰言るのですか。」
あの~、え~と、…私?…何も、言ってません…。
あとがきに、
「私の口癖ですが、お料理の出来ない人はほかのことも出来ない、と言うのは
これは当たっていると思うのですが、どうでしょうか。」とある。
この間、やくみつるさんが
「今までに割った卵の数5個くらい(そのくらい料理したことない)」と
おっしゃっていましたが…どうでしょうか?(余計なお世話) -
宇野千代さん、いつか読んでみたい
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どこかで聞いた『極道すき焼き』が気になって調べた結果行きついた一冊。予算的になかなか難しいので目当ての『極道すき焼き』は味を想像して終了になってしまったけれど、他の料理も作ってみたいなと思えるものが色々。
レシピ本ではないので、この一冊だけを頼りにするなら宇野さんの文章に書いてあるところから想像していくしかないので難しい。でも好みを独自に探っていけるという点では楽しくて良いのかも。
似て非なる物をときどき作ります。 -
宇野千代さんの出身地である山口の郷土料理から、日常のちょっとした小鉢まで、のんびりとした文体で書かれている。
きっちりと分量が出ていないレシピのほうが面白い。 -
購入
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宇野千代さんのかわいらしさが料理を通して伝わってくる本です。岩国鮨もレシピ通りに作ってみましたがおいしかったです。
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いいなー。文章も、自分と好きな人がたべるものに対する取り組み方も。
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お待ちください