アタシはジュース (集英社文庫)

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本棚登録 : 18
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087484779

感想・レビュー・書評

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  • 発行された頃に文庫本の紹介冊子で見かけて興味を持っていた本を、
    たまたま図書館で見かけた。

    うーん、この作品の場合、カバーの折り返しに
    作者の写真は持ってこないほうがいいんじゃないかなあ。
    この筋肉質そうな人が「アタシは~」な文章を書いているのか……
    という先入観がどうしても入ってしまう。

    作品は、「昔の小説」の匂いがした。
    実際に昔(1996年)の作品だから仕方がない。
    でも、それとは別に、ところどころで日本語がものすごく稚拙な印象になる。
    誰もツッコまなかったのか、作者が意志を貫いたのか。
    当時の書籍って、とりあえず出しとけ、というノリだったのだろうか。

    引用した文のように上手いこと言ってる文はあるが、
    前後の文と噛み合っていないので、「ああ、この文を
    どうしても使いたかったのだな」という評価にしかならない。
    一度書いたものを削るのが難しいのは、分かっているつもりなのだけど。

    収録作品の中では、主人公が作者の年齢に近いせいか、
    レント・ア・キッス(Rent a kiss)が一番読めた。

    ただ個人的には、あまり簡単に登場人物を泣かせないでほしいな、と。

  • 12歳の時に読んで読書感想文にくだらなかったって書いた本。

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著者プロフィール

1958年3月31日生まれ、東京都出身。
TOKYO FMゼネラルプロデューサー。
「村上RADIO」などのラジオ番組を手掛けるほか、作家としても活躍。
国文学研究資料館・文化庁共催「ないじぇる芸術共創ラボ」委員。小説現代新人賞、ABU(アジア太平洋放送連合)賞ドキュメンタリー部門グランプリ、日本放送文化大賞グランプリ、ギャラクシー大賞など受賞。

「2022年 『さはしひろし 今夜、すべてのロックバーで』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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