幸福は幸福を呼ぶ (集英社文庫)

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  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087487015

感想・レビュー・書評

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  • 心に刺さる指針にしたいパワーワード、自分もした似た経験への懐かしさ、著者のパワフルさへの驚き。色々な気持ちにさせてくれる。
    前半が特に良かった。

  • 読書録「幸福は幸福を呼ぶ」3

    著者 宇野千代
    出版 集英社

    p75より引用
    “一ぺんに片づけようとするな、一つずつこ
    なせばすべてが終わる”

    目次より抜粋引用
    “誰でも今すぐに幸福になれる<幸福の掴み方
    >
     能力は無限である<能力の生かし方>
     死んだらおとまり、精いっぱいに今日を生
    きる<長生きの秘訣>
     苦しみは身を寄せれば解消される<積極的な
    生き方>
     愛と結婚の戒め<失敗しない愛>”

     日本の現代女性文学者の代表的な著者によ
    る、著者の人生哲学の一部を記した一冊。他
    社刊行作文庫版。
     幸福を感じる気の持ち方から日々の過ごし
    方まで、著者の豊富な経験をもとに書かれて
    います。

     上記の引用は、仕事や用事をこなすコツに
    ついて書かれた項の表題。
    どんなことでも、一足飛びに終わらせようと
    すると、どこかに無理が出て失敗し、余計に
    時間と手間がかかってしまうのかもしれませ
    ん。
     日々をより良く過ごすヒントが、何か見つ
    かるであろう一冊です。

    ーーーーー

  • 彼女の幸福論のエッセイのひとつ。
    内容がかぶることが多いので★4つにとどめていますが、いつも感心してしまいます。
    昨今山ほど出ている成功論の本が書いてあることを、ことごとく実践していた人でした。
    成功論の本の「こうすべし」を読むよりも、「こういう人が実際いたんだなぁ」と思うほうが、わたしには実感を伴って「よっしゃー、まねするぞ!」と思えるのですよね。
    幸せになるには、どんな逆境にあっても幸せなことばかりを考える。これにつきるかな。

  • 才能とは能力を積み重ねること
    死とはその瞬間まで生きていること
    心に張りのアルバイト人間は老けない
    人間は体で考える動物
    欠点は隠すものではない、利用するものだ

  • 幸せだと思い込めば、人生は幸せ!
    年に一度は読み返したい。

  • わかる部分も多いけれど、保守的になってはいけないと思いつつも、同じことをしてしまったら危険な気もしました。

  • 読むと前向きになれる、冷静になれる、元気になれる本。常に人の数倍のパワーで、前向きに、全力でつっぱしる宇野さんは素敵。

  • 今までに発行した本から抜粋した模様。
    前書きにでもそう書いてあればいいのに、前書きがなかったもので、「だ。である」「です。ます」調が入り混じって、抜粋が長短あるから読みづらいことこの上なかった……後半にはどうにか慣れたけど、名言集ってこういうものなんだろうか。

    まだ「幸福を知る才能」しか読んだことなかったのだけれど、この方、いつも同じことを言っているんだなあと実感。
    美輪さんもだし、斎藤孝さんもそうだ。
    きっちり芯のある主張を続けるってすごいことだと思う。

    つらいときに、宇野さんの「つらいことの中にするりと入り込む」や、前向きさ加減にもお世話になったので、そこらを思い出すのによかった。
    この本だけ読むと、多少お説教くさい感は抜けないかな。でもどの言葉も、いい。

  • タイトルに惹かれて読んだ、初めての宇野千代さんの本。

    千代さんの印象は、楽しく、パワフルな人だったということ。
    まさしく私の大学4年生そのものだと感じた。

    嫌なことは極力思い出さず、忘れる。
    辛いことは言わない。
    辛いと感じる前に行動することで、辛いと感じない。

    最近、自分の大学4年生の過ごし方について反省していて、とても落ち込んでいた私に、こんな過ごし方でもよかったのかな、って肯定させてくれた本。

    少し私が異論をもった部分もあったけど、こんな考え方もあるんだなと勉強になった。

  • 行動派の人間。嫌いではない。

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著者プロフィール

宇野千代
明治三十年(一八九七)、山口県に生まれ岩国高等女学校卒業後、単身上京。自活のため、記者、筆耕、店員など職を転々とし、芥川龍之介はじめ多くの作家に出会い、文学の道へ。昭和三十二年(一九五七)『おはん』により女流文学者賞、野間文芸賞。四十七年、芸術院賞受賞。平成二年(一九九〇)文化功労者に選ばれた。八年(一九九六)死去。ほかの主な著書に、『色ざんげ』『生きて行く私』『宇野千代全集』(全十二巻)など。

「2023年 『九十歳、イキのいい毎日』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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