英雄たちのバラード 砂漠の狂信者 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087508239

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  • 若かりし頃うっかりハマってしまい、今思い出すと多少の気恥ずかしさ
    と共に思い出される人物…
    隠しておきたい黒歴史(笑)
    私にとってそれにあたるのが、落合信彦先生です。

    10代の終わり頃、仲の良かった友人が会話の中で、しばしば
    「日本人のメンタリティ」や「ナイーヴ」「モサド」といった言葉を
    使用するようになり、「コイツは何を言ってるんだ?」と理解不能
    でした。

    その原因が、アサ〇スーパーDRYのCMでお馴染みだった
    落合氏の受け売りと分かった時には…^^;

    そんな落合氏の本を読んでみようだなんて、露ほども思って
    なかったのですが、偶然この本を読むことになり、見事にハマって
    しまい自らの意志で黒歴史をスタートさせることになってしまい
    ました(笑)

    内容はロバート・ケネディ、フルシチョフ、サダト、カダフィに
    ついての短編集で、ノンフィクション風でありながら、作者の
    歴史観や思想が全編から伝わってきます。
    今読み返しても、優れた作品だと思います。

    当時の私は湾岸戦争後ということもあり、各国の抱えている歴史や
    宗教・文化がその国の政治にどんな影響を与えているのかとても
    関心がありました。
    そんな時に不幸?にもこの本とであい、落合氏の本から漂うホンモノ
    っぽい描写と、氏のアメリカでの体験談を真に受けてしまいました(笑)

    それ程身近ではありませんが、私が所属する組織の某副会長をみると、
    落合氏の小型版にみえて、今でも居た堪れない気持ちになります(笑)

    いろいろ思うところはありますが、この本は私にとって、過ぎ去った
    青春のひと時を思い出させてくれる貴重な一冊です。

    上記の4人に興味のある方、またはその時代の政治背景に興味
    ある方は、楽しく読めるかもしれません。

  • 学生時代に夢中になって読んだ本!

    欧米列強のカダフィ大佐憎し、が今回の空爆に繋がった事は間違いないだろう。
    今週末久しぶりに読み返してみたい一冊だ。

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