- Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087601022
感想・レビュー・書評
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宇宙誕生から、人間の進化迄の過程を特に脳の進化を中心に解説していく。最後は、次世代知能としてのコンピューターについて。出版当時の予想では、1990年にもコンピューターは、人間の頭脳を超えると見られていた。記憶メモリーや、一部のゲームにおいては事実となったか。
本著は最後にコンピューターが進化した後の未来について触れる。コンピューターが人間を支配するのではなく、融合し、SF化された社会だ。生産や生命活動を機械化できれば、理想の共産主義社会が生まれるのかもしれない。しかし、そんな容易ではない事は、2014年の今を見れば実感せざるを得ない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
本から
-魚から人間へ-
クロソプテリジャン
3億5000万年前の旱魃期に水中を出て、陸に上がってきた。
この種の魚は地球上の四本足と脊椎をもった動物の全ての祖先である。
200億年前 宇宙創生
190億年前 恒星の生成開始
150億年前 この間も恒星と惑星の誕生が続く
46億年前 太陽と地球の誕生
35億~40億年前 生命の誕生(バクテリアと単純な植物)
10億年前 多細胞動物
6億年前 甲殻動物の出現
4億5000年前 魚類の出現
3億年前 爬虫類の出現
2億年前 哺乳類の出現
6500万年前 恐竜絶滅。代わって哺乳類全盛
3000万年前 猿と類人猿へ進化
200万年前 最初の人類(ホモ・エレクトウス)出現
宇宙の今までの歴史の99.9%が過ぎ去った後に人間は出現した。
脳の回路の70%は、脳のもっとも新しく発達した部分である
大脳皮質に集まっている。人類の祖先の歴史の大半は、大脳皮質の
発達そのものである。
道具と言語、及びそれらのもつ正のフィードバック効果が刺激となって
脳は爆発的な成長を遂げた。
視床下部 -怒りや不安や恐怖といった感情変化
一つの体の中に二種類の性格
・大脳皮質の下に潜んでいる
・大脳皮質そのもの
脳幹は脳の中で最も昔に発生した部分。