ど田舎警察のミズ署長はNY帰りのべっぴんサ。 マゴディ町ローカル事件簿 (集英社文庫)
- 集英社 (1996年7月19日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087602975
感想・レビュー・書評
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かなり下品ですが、面白いです。ウメキマキコさんの装画が、この本のいかにも!という雰囲気を表していて面白いです。このイラストで、この本を読もうと思いました。
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マゴディ町ローカル事件簿シリーズ。1987年出版のシリーズ第1作。Wikipediaによるとアメリカではシリーズ16冊くらい発行されているもよう。
シリーズ初読みなので、楽しみにしていたのだけれど、ちょっとつらかった。
この話がどうのというよりも、時代がちがうせい。原題は”Malice in Maggody"。これをべっぴんサと邦題つけちゃう時代のせい。マッチョな感じがうけつけぬ。 -
前に読んだ本の再読。10年以上前に読んだ本なのにあらすじや犯人も覚えてました。いやもうこのガチャガチャ感が大好き!田舎の警察署長になったアーリーがドタバタしながら華麗に事件を解決するお話。周りの田舎モンたちがとても魅力的でおバカでイライラして最高に面白い!威張ってる町長やおしゃべりで辟易させられる母親、田舎モンだけに無知な連中、地元では人気者の女子、あーもうこういうお話大好き❤軽く読みたい人には本当にオススメな作品です!!!
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紹介:ミステリマガジン 2011年12月 P.13
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人口僅か750人の小さな町に出戻って警察署長に納まった主人公。
犯罪のない退屈な町のはずが、行方不明、脱獄、殺人と立続けに事件が起こって…。
と言うどたばたミステリ。
いくつもの事件が平行して進み、捜査する側も容疑者も周囲の村人もちょっとズレているので、話は迷走するばかり。
しかし、イマイチ登場人物に突き抜けたパワーがないので、どうにもちまちました印象になってしまう。せめて中心になって話をかき回す強力な道化役がいれば、話がもっと動いたんじゃないかと思う。
殺人事件の解決も唐突で、とってつけた感がありあり。どうでもいい謎解きもキャラクターに魅力があれば面白くなったのに。
あと、タイトルは印象には残るけど本文とは全く関係のないものだった。
NY帰りは基本設定としてあるだけだし、べっぴんな部分はほぼ書かれていない。このタイトルを期待して読むと外すかも。