気がついた時には、火のついたベッドに寝ていた (集英社文庫)

  • 集英社
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087603002

感想・レビュー・書評

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  • 題名か、もしくは表紙のせいで読者を敬遠させていそう…。少なくとも私は最初手にした時は戦争もののノンフィクションかと思った。
    実際の内容は、フルガム氏が見聞きした悲劇は喜劇と言わんばかりの様々な面白エピソードや、自身が経験から感じたを出来事をユーモアたっぷりに語った笑いとほっこりが合わさったエッセイ集。
    人生を楽しく元気に、そして豊かに生きる知恵が詰まっています。

  •  “笑いは悲しみをいやす唯一の薬”

     あるときはフォークシンガー、またあるときはカウボーイ。日常の身近な出来事から大切なことを教えてくれる牧師、ロバート・フルガム氏による「人生に必要な知恵はすべて幼稚園の砂場で学んだ」に続くユーモアに満ちたエッセー集第2弾。

     『ジョン・ピアポントという男』

     優しすぎる性格が故に、やることなすこと全て失敗して人生を終えた男。そんな彼が唯一残した功績、誰もが知っている”なにものにも代えがたい喜びの表現”とは。きっとあなたの胸にも響いたことがあるはずです。

     『よごれる仕事』

     誰もがやりたくないことは誰かがやらなければならないこと。それを成すことは人類という家族に対して示される愛のかたちのひとつ。真の大人、人の親たる覚悟というのはこういうことなのかもしれません。

     『どこかよそへ、また戻りたし』

     「ここ以外のどこか」を望み続ける3人のヒッピー。だけど彼らは、元の地へと戻ってくるからこそ気付ける大切なことを知っていた。隣の芝生に向かうのなら、そこを青くしてあげるのも自分の仕事。

     その他『おじいちゃんの人形』『この夏への謝辞』など表題作を含む全40編。どれも笑顔をくれてためになる素敵なノンフィクション。前作を読んだ方は勿論、はじめましての方にもオススメです。

     そんな一冊。

  • 2008.10.21

  • 人生を真正面から、素直に、真面目に受け止めて、明るく楽しく優しく生きようとする素敵な人の素敵な話。爪の垢を煎じて飲み干したい。

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著者プロフィール

1937年生まれ。「身のまわりの何げないことについて、深く考えるのが好き」な作家。著書に『気がついた時には、火のついたベッドに寝ていた』『オッオー! -冷蔵庫のドアの内と外からの眺め』 等。

「2016年 『人生に必要な知恵はすべて幼稚園の砂場で学んだ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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