- Amazon.co.jp ・本 (560ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087603071
感想・レビュー・書評
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この本はスティーグ・ラーソン作「ドラゴン・タトゥーの女」の作中で、主人公ミカエルが読んでいた小説。
時々そういうのが無性に気になり、手にとってしまう。
とにかく目を覆いたくなるようなグロテスクさと、
特徴のある時系列にかなり戸惑った。
主人公たちがすぐに恋愛モードを発動するのも
個人的に好きではなく、
「仕事関係のパートナーだろー。なんですぐそういう目で見るの?」と文句を言いながらも
犯人が気になり読み進めた。
犯人は意外というほどではなく
少し拍子抜けしたけれど、
恐ろしいと感じていたのが最終的にはなんだか哀れにも思われた。
「ドラゴン・タトゥー..」にも繋がるようなテーマだった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ネットで見かけて。
うーん、犯人側と捜査側の時間が微妙にずれて書かれているのが、
ついて行けないわけではないが、
効果的とは言えない。
拷問の場面が詳細なのは読み飛ばすとしても、
目撃者が突然自分から現れて、話が進展するのはいただけない。
主役の二人の関係も微妙だし。
長い割には満足感が得られかった。 -
Jディーヴァーの推薦作家ということで読んでみましたが、Jディーヴァー作品での心理分析官の扱いやストーリーの間間に挟む証拠物件一覧の挿入などは、やはりかなりの影響を感じさせます。
ただ個人的には、後発のJディーヴァー作品の方が断然面白かった。 -
なんとなく買ってみたらアタリ!ドラマ化もされてるらしい。
キャロル達の話と殺人者の手記と、初めは時間にズレがあるんだけど、徐々に近づいていって…かなりドキドキしながら読みました。ただ、この殺人者はちょっと可哀想だった。誰でも望んでることだったのにね。ちょっとだけ道を間違えてしまった。
拷問器具って無駄がないのね。と変な所で感心してしまった。拷問器具と言えば私は“アイアン・メイデン”を思い出します。“鉄の処女”ってヤツね。痛そう… -
猟奇殺人犯と女性警察官とプロファイラーの話し。
複雑なんだけど
心理的な背景もあるし
推理小説的な要素も大いにある
人間と人間との関わり方・・やっぱり難しいなと思う
しかし、異常心理な相手と相対するのはやはり必要以上に疲れるってことだね -
女性警部補キャロルと心理分析官トニーの活躍を描くシリーズ第一弾。CWAゴールド・ダガー賞受賞作。「ワイヤー・イン・ザ・ブラッド 血の桎梏」の題名でドラマ化され、好評のうちにシリーズ化されている。猟奇的な犯罪描写が生々しく、悪趣味なところもあるが、犯人の病的な思考に肉迫してゆくスリルは無類。