シャーロック・ホームズの愛弟子 4 エルサレムへの道 (集英社文庫)

  • 集英社
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (480ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087604696

感想・レビュー・書評

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  • 年の差カップル好きな日々野としては外せないこのシリーズ。

    今回は前回の続きというわけではなくて、まだメアリはホームズと結婚していないので、お互いまだ師匠と弟子的関係でしたが。

    しっかし相変わらず細部まで細かいなぁ〜!
    今回ホームズ&メアリはパレスチナを舞台にするのですが、1919年当時の様子が事細かに書かれてる。
    当時の人々の生活習慣とか、マーケットの様子とか、そういうのを読むだけでも楽しい…のと同時に、ちょっと疲れる(笑)。

    本家シャーロック・ホームズシリーズでは常にワトスンを小馬鹿にした解説をしてくださるホームズさんですが、この作品ではメアリにやり込められたりもするわけで、それがなんだか爽快ですv

    このシリーズ、もう続編が出ていてそっちも購入済み。
    早く読みたいんだけど、他にも色々たまっているからなぁ…あぁ、時間が欲しい。

  • シャーロック・ホームズが一時引退して蜜蜂の研究をしていたサセックスで、ホームズに弟子入りした15歳の少女がいた!と言う破天荒な設定ではじまった、とっても楽しいシリーズ。
    この作品ではその愛弟子メアリ・ラッセルは19歳になっています。
    物語上の時系列では第一作「シャーロック・ホームズの愛弟子」と、第2作「女たちの闇」との間に位置しており、ロンドンにいることが危険になった二人が、英国の占領に入って間もないパレスティナに潜入するところから物語が始まります。

    ローリー・キングの作品はどうも出来不出来が激しいような気がしますね。特に宗教が絡んでくると、お話のスピード感がなくなってくるようです。このシリーズ第三作の「マリアの手紙」や、ノン・シリーズの「奥津城」(これは途中でブン投げてやろうかと思った)などがその代表なんですが、これもどうもそういう感じ。
    メアリ・ラッセルはユダヤ教徒で、舞台がパレスティナ、一緒に行動するのはイスラームのスパイ、という設定では、宗教に触れずにはお話が進まないのはわかりますが、あまりにも薀蓄が多すぎるし、砂漠生活を描写すればするほど読むのがしんどくなってくる・・・・
    経歴を読むと、自身が神学の修士号を持ってるそうなので、そのせいかも。

    何ともわからない任務を負って潜入したパレスティナで、次々起きる殺人事件。男の格好をして行動するメアリと、彼女を認めないイスラーム、など、所々キングらしさの片鱗は有って、面白くなるのかな〜!と期待してると又・・・と言うことの繰り返し。
    設定はいい感じなんだから、長さを半分にして書き直してくれたら面白いだろうな〜!
    う〜ん、悔しい!!(笑)

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