- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087710373
感想・レビュー・書評
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「大人は大変だよ。大人になっても何も成長してないのに、変わる事を求められる。自分が大人であるためにって、自分を取り繕わなきゃならない。」
「大人は泣かないんじゃなくて、泣くことを我慢するのか上手いだけ。」
「今までたくさんの分岐点があった。その分岐点の先にはそれぞれの未来があったはずなんだ。けれども、そうやって何度も選択を積み重ねていくうちに自分が進んでいると思っていた場所と大きくずれた位置に来てしまった。」詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
忘れていた感覚を思い出す一冊だった。
まさか高校生のときに書いたものだとは。
いくつもの選択の中で、諦めたり挫折したりした「夢」がある。でも、まだ忘れてはいない。
見続けるために、頑張らねばならないかな。 -
小説新人賞をとった作品として、読ませていただきました。
酷評しているコメントが多く、あまり期待はしていなかったのですが、良かったです。
著者の書きたい!伝えたい!僕はこう思う!がヒシヒシと文体を通して伝わってきました。キャラクターが沢山いて、かつそれぞれのキャラクターの心がちょっとずつ動いているのでいい意味での読みにくさはありましたが、この物語を群像劇としてとらえ、館長の死からそれぞれ何を感じたのかをとらえながら2回目を読むと面白いだろうなと思いました。
謎の部分がどうしても気になってしまい、フォーカスが当たりがちですが、著者的にはもっと若者特有の「夢」に対する憧れや諦めやノスタルジックな感覚を書きたかったのかなと感じました。
視点を沢山変更していましたが、絞っても良かったかなとは感じてしまいました。その方が読者は入り込める気がしました。
素敵な作品です。
この歳で読んで、著者の年齢を知り、可愛いなと普通に思ってしまいました。 -
久しぶりの読書。
2日、1時間45分、9.5km、600キロカロリーくらいで読了 。
プラネタリウムに行きたくなった。 -
2017.05.22 朝活読書サロンで紹介を受ける
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著者16歳のデビュー作。高校生~進学、就職へ、科学館の館長の死をきっかけに、かつて抱いた夢に登場人物たちがどう向き合っていくのかを描いた作品。
(カウンター担当/抹茶アイス)夏休みに読みたいおすすめの本 -
高校生が書いた。
それだけで別の世界のものに思えるから不思議だ。
多分技術とかはないのだろうけど高校生が大人の話を書くには圧倒的な想像力がいるんだろうなと思った。
書きたいという熱が伝わる感じで好き。
すぐに忘れそうになる何かに触れられた気がする。
私はいい大人だけど頑張ろうと思えた。