- Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087715217
作品紹介・あらすじ
成績不振の写真部員設楽洋輔は、眉目秀麗で天才で変態の岡江和馬の勉強指導と引換えに、鳥好きの美少女愛香の盗撮を請け負う。そんな中、人が不可解に消える事件に巻きこまれ…。必笑の青春ミステリ。
感想・レビュー・書評
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連作ミステリ短編集。
謎解きよりも個性的なキャラクターが魅力。
川野愛香の性格はとても好みだし、岡江和馬もインパクト強い。国府田彩夏が一番ウケましたが。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
推理小説はわざわざ好んでは読まないのですが、友人の薦めで読んでみました。
推理モノ好きの方に失礼なくらいのキャラ読みですが、ものすっっっごくツボでした。
最後の上石神井さよならレボリューションの天海さんがとてもかわいかったです。綺麗でキュートな女の子を羨ましく、妬ましく思いつつ最後まで憎むことはしない人間らしくて優しい女の子。岡江くんへの気持ちを伝えたくて、言えなくて、泣きたくないのに出てくる涙。絞り出したがんばるの言葉。川野さんが綺麗でキュートな女の子なら
、あなたはきっと、強くて綺麗な女の子。
川野さんと一緒にいても川野さんに惹かれることはなかった設楽くんが惹かれた天海さんがとてもかわいい。
好きだとかいう言葉を一切使わずに、こっちの胸も苦しくなる文章を書き上げる筆者に感動です。他の作品も読んでみようかな。
2014.9.19 -
イラストレーション/シライシユウコ
本文図版製作/山中レタリング
ブックデザイン/高柳雅人 -
始めてこの方の本を読みましたけど、この作品に関しては普通でした。奇を衒ったところもあり、あまり馴染みませんでしたね。
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連作短編です。盗撮という趣味は受け入れられませんが、キャラの設定は上手くとても読み易かったです。表紙絵が上手く登場人物の特徴を捉えていますね。度を越して天然の川野がやたら可愛いです。消失シリーズよりかなりキャラクターがラノベ寄りなんだと思います。もちろんちゃんとミステリですが唐突だったりわかりにくかったりとちょっと無理を感じる部分もありました。キャラに助けられて楽しく読めましたが、もう少し長く掘り下げて書くか、逆にすっきり省くかするともっと違う印象になると思うので、シリーズ化するなら今後を期待したいです。
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23:日常の謎系。樋口シリーズに比べてコミカルで読みやすいけど、何となく消化不良な感じ。登場人物の関係(矢印が延々と続く)は面白いので、ミステリとしてもう少し……! といろいろ求めてしまう。
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眉目秀麗、知性秀逸なれども独自のフェティシズムを追究する岡江に希望の写真を提供する代わりにバイト代と成績向上に便宜を図ってもらっている写真部員の設楽。そこに、高校記録を塗り替えるスプリンターでありながら、鳥さん大好きの天然美少女生物部員の川野。
この三人が解明するトリックの短編集。舞台は、西武線沿線で、かなり マニアック。知っている人は、ああ、あそこだ、あの学校だ、あの川だとはしゃいでしまうほど綿密に書かれてます。
長沢さん、石神井地区にお住まいなのかな?