上石神井さよならレボリューション

著者 :
  • 集英社
3.20
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  • (4)
本棚登録 : 241
感想 : 57
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087715217

作品紹介・あらすじ

成績不振の写真部員設楽洋輔は、眉目秀麗で天才で変態の岡江和馬の勉強指導と引換えに、鳥好きの美少女愛香の盗撮を請け負う。そんな中、人が不可解に消える事件に巻きこまれ…。必笑の青春ミステリ。

感想・レビュー・書評

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  • 連作ミステリ短編集。
    謎解きよりも個性的なキャラクターが魅力。
    川野愛香の性格はとても好みだし、岡江和馬もインパクト強い。国府田彩夏が一番ウケましたが。

  • 推理小説はわざわざ好んでは読まないのですが、友人の薦めで読んでみました。
    推理モノ好きの方に失礼なくらいのキャラ読みですが、ものすっっっごくツボでした。
    最後の上石神井さよならレボリューションの天海さんがとてもかわいかったです。綺麗でキュートな女の子を羨ましく、妬ましく思いつつ最後まで憎むことはしない人間らしくて優しい女の子。岡江くんへの気持ちを伝えたくて、言えなくて、泣きたくないのに出てくる涙。絞り出したがんばるの言葉。川野さんが綺麗でキュートな女の子なら
    、あなたはきっと、強くて綺麗な女の子。
    川野さんと一緒にいても川野さんに惹かれることはなかった設楽くんが惹かれた天海さんがとてもかわいい。
    好きだとかいう言葉を一切使わずに、こっちの胸も苦しくなる文章を書き上げる筆者に感動です。他の作品も読んでみようかな。
    2014.9.19

  • この本の遊び紙?初めて見た。なんだろ……。このへんは文庫では楽しめない部分だよなぁ。
    相変わらず、個性的な登場人物(特に女の子)。強烈過ぎる。
    短編で、それぞれのタイトルに地名がついているのだけれど、場所がさっぱり。各話、現場状況が図示されているので、どうせなら、舞台となった地域周辺の図も欲しかったなぁ。(すべて実在の土地だろうか??)
    1話目で、てっきり探偵と見せかけて、のパターンだと思ってしまったので、拍子抜け。

  • イラストレーション/シライシユウコ
    本文図版製作/山中レタリング
    ブックデザイン/高柳雅人

  • 始めてこの方の本を読みましたけど、この作品に関しては普通でした。奇を衒ったところもあり、あまり馴染みませんでしたね。

  • 連作短編です。盗撮という趣味は受け入れられませんが、キャラの設定は上手くとても読み易かったです。表紙絵が上手く登場人物の特徴を捉えていますね。度を越して天然の川野がやたら可愛いです。消失シリーズよりかなりキャラクターがラノベ寄りなんだと思います。もちろんちゃんとミステリですが唐突だったりわかりにくかったりとちょっと無理を感じる部分もありました。キャラに助けられて楽しく読めましたが、もう少し長く掘り下げて書くか、逆にすっきり省くかするともっと違う印象になると思うので、シリーズ化するなら今後を期待したいです。

  • 23:日常の謎系。樋口シリーズに比べてコミカルで読みやすいけど、何となく消化不良な感じ。登場人物の関係(矢印が延々と続く)は面白いので、ミステリとしてもう少し……! といろいろ求めてしまう。

  • あいかわらずの高校生小説。そしてまた写真。
    なんたらフェチの岡部の依頼で、美少女写真を撮る。いろいろ起こる事件。
    飽きてきたー

  • 眉目秀麗、知性秀逸なれども独自のフェティシズムを追究する岡江に希望の写真を提供する代わりにバイト代と成績向上に便宜を図ってもらっている写真部員の設楽。そこに、高校記録を塗り替えるスプリンターでありながら、鳥さん大好きの天然美少女生物部員の川野。
    この三人が解明するトリックの短編集。舞台は、西武線沿線で、かなり マニアック。知っている人は、ああ、あそこだ、あの学校だ、あの川だとはしゃいでしまうほど綿密に書かれてます。
    長沢さん、石神井地区にお住まいなのかな?

  • 08/23/2016 読了。

    図書館から。

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著者プロフィール

新潟県生まれ。二〇一一年、『消失グラデーション』で第三十一回横溝正史ミステリ大賞を受賞してデビュー。同作は各種ミステリランキングにランクインするなど、高い評価を受ける。一三年、『夏服パースペクティヴ』で第十三回本格ミステリ大賞候補。テレビ番組制作に携わる傍ら小説を執筆している。その他に『ダークナンバー』『クラックアウト』など著書多数。

「2023年 『アンリバーシブル 警視庁監察特捜班 堂安誠人』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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