- Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087715231
感想・レビュー・書評
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少し、読みにくかったが、中学生ならではの心の動きをよく描かれていると思いました。
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これぞ青春。高校時代を思い出した。
続編があれば是非!!!! -
★3.5
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★ペンネーム:S.Oさんからのおすすめコメント★「お前が俺を活かして、俺がお前を活かすんだ。それが俺の“評価”でいいだろ?」「2.43越えたって俺とお前の立つ場所はここなんだ。」読めば(良い意味で)バカで素敵な男子高校生になりたくなる!
OPACへ ⇒ https://opac.musashino-u.ac.jp/detail?bbid=9000920299 -
灰島と黒羽祐仁(ユニ)だけの話でなく、主将の小田や副将の青木、女子の末森茨と日に当たれない棺野のペアの話も語られる。
灰島と黒羽ペアの話はちょっとうんざりしてしまった。灰島は結構勝手だし黒羽は女々しいし。棺野と茨ちゃんはうまくいって欲しいです。青木の思いはどこまでなのか不安です。そっち系苦手なのであまり書かないで欲しいなぁ。 -
バレーボールが大好きで、他のことには目もくれない灰島公誓は、東京の名門
中学校バレー部で問題をおこし、幼い頃に住んだことのある福井県に越して来た。
黒羽祐仁は幼なじみが帰って来ると知って心待ちにしていたが、灰島は
とりつくしまもなく、田舎の中学生たちをがっかりさせた。
とりあえず部活には入らないといけないため、バレー部に入った灰島だったが、
紋代中の男子バレー部は、活動すらしていない弱小チームだった。
黒羽はそんなバレー部に所属しており、もちろん活動なんかしていなかったが、
灰島に刺激されて、バレーボールの魅力にとり付かれ始めた。
黒羽に影響されて練習に来はじめたチームメイトは、全員公式戦の経験がない
にもかかわらず、灰島の掲げた目標は、県大会優勝という無謀なものだった。
でも灰島さえいれば、もしかしたら可能かもしれないと黒羽は思った。
いよいよ始まった県中1回戦は楽に勝てたが、その次に落とし穴が待っていた。 -
登録番号10502 分類番号913.6 カ
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青春やなあ。
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高校男子弱小バレー部が舞台となってるこの本。個人的には面白かったです。ユニが好き(*´ω`*)
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青春…
福井を舞台にしたバレー部のはなし。
ぶつかるけどすっきり謝ったりできず気まずい期間がいろんな2人の間に流れている…。
ユニチカパートも犬キリンパートもすごくおもしろいんだけど(とくにキリンこと青木の秘めたる恋心たるや……小田かっこいいしな…わかるわ…)
ドラキュラといばら姫の棺野くんが、真っ白でひ弱(だった)なのに素敵なので彼パートは胸キュンで読んでた。
大隈が入るとことかもイキナリなので裏の話あるよね? 続編できそうだよね? という気もする。 -
2013.10.20読了。
最初が重いなぁと思ったけど、3話目から続きが気になるようになってきた。
チームがまとまっていく様子、バレーのことだけしか考えていなかった灰島が少しずつ心を開いていくとこがきちんと描かれる。
1話の重い話にもきちんと理由があって、解決しているからすっきりした。
青春バレー小説。 -
福井県、清陰高校男子バレー部
転入してきた天才セッター、灰島公誓(チカ)。迎えるのはアタッカー、黒羽祐仁(ユニ)。
ものすごく青春だった。みんな可愛い。
高校生の部活のキャプテンはいつもかっこいいですね…。
ちょっと視点がかわるのだが、オンナノコが混ざったのが新鮮だった。かわいい。棺野は相当やばいので荊ちゃんは早く逃げて。
「この一本、決めるだけの神経がもったら、もう今日は脳の回路が焼き切れたっていい。」 -
男子バレー部を通しての中高生部活青春話。
男子バレー部のメイン二人。一人はバレー以外には不器用だけど何よりもバレーが好きという一途なやつ。もう一人はそうでもないのにバレーがどんどん好きになっていくやんちゃなやつ。
そんな二人がとっても良い。固める周りもまた良い。
何かに夢中に取り組める年代って限られていると思う。
そんな時を大切に思いっきりがむしゃらに取り組めるのがうらやましく、そして清々しい。 -
中学生から高校生にかけての男子バレー部のお話。
表紙からすでに爽やか。
中学校までわたしもバレーをしていたので世界に入りやすかった。
やっぱスポ根ものでもコーチが選手ぶん殴るとかってもうないんすねー。
あることがきっかけで東京にある名門バレー部から福井の市立中学校に転校してきた灰島と、彼に触発されてバレーが面白くなった黒羽の中学生から高校生にかけてのお話。
途中別の視点でのお話も入りつつ展開。
高校の内容のほうがメインでしょう。先輩たちがいいね!図書館戦争の堂上と小牧のような関係(身長低いが主将と背の高い頭脳派の参謀役)のふたり。小田と青木。(あれ?大枠でいうと近藤土方ペアもそうかもな)
灰島は思ったことをすぐ言っちゃうタイプで、しかも作中の言葉を使うと「天才」なのでさくっといろいろ失言してしまう。でもそれは灰島の高い向上心のためなんだけど、実際だらだらやっていた身からすると辛い(笑)そんでびしばし敵をつくっちゃう。黒羽ともすれ違いに。
黒羽は初めての公式大会で初戦は上手くいくものの、第二戦になると緊張して上手くスパイクが打てなくなってしまう。大会二日目、黒羽はついに試合をばっくれる。中学最後の試合が終わった。その後、同じ高校に進んだのに灰島はバレー部に入らない。そこから、灰島がバレー部に入る流れがとてもかわいい。青春だぜ。かわいいです。青木策士。
黒羽は灰島に見限られたと思っていて、あと中学の試合のトラウマから公式戦が苦手。
灰島は前にいた中学のある「事件」のため傷を抱えている。そして国語が駄目なので読解力と文章力が欠如していて、上手く言葉で表現できずに相手を傷つけたり、誤解されてしまう。
読後感がよかった。
ただ福井の方言が読みづらく、意味をとれないことが…。とてもかわいい方言なんですけど、九州人にはハードル高かった…。たぶん思い違いをしている単語とかあると思う。でもかわいい。東北弁ってなんかかわいいですよね。九州弁もいいとは思うけど東北のかわいさには及ばん。
最後、黒羽が東京のひとと話すシーン。方言のほうが喧嘩のときは強そう。(ヤンキーぽいとも・・・言えるか)灰島を傷つける元チームメイトに黒羽が怒るシーン好き。方言の奥行きがありますよね。
ただ、後ろにちょっとでいいので方言講座して欲しかったかな!
バレーのルールが書いてあるので、その横に少し…。
あと、ややこしい苦悩を上手く描いていたなという感じも。
それぞれみんな悩みがあって、「こんな自分じゃだめだ」と思ってるんだけどうまくいかない。どうしようもないこともあったり。そんでぐるぐるぐるぐる…。みんなの悩みにわたしも共感するところが多かった。
個人的に応援しているのは小田くんと棺野くん(とイバラちゃん)。
スラムダンク的に一応身長のプロフなどメモ。(いや書いてあったんで…)
小田くんを応援したくなるね…りょうちんより低いんだぜ…!
スポーツ物はやっぱ身長とか気になる。比べたくなるからなー。
青木くんは桜木くんよりでかい…黒羽くんはみっちーと同じだ!
大隈くんはルカワぐらいかー。
1 小田くん 163cm 3年 レフト
2 青木くん 193cm 3年 センター
4 棺野くん 181cm 2年 ライト
7 黒羽ユニ 184cm 1年 レフト
8 灰島チカ 181cm 1年 セッター
10大隈くん 187cm 2年 センター
5 外尾くん 170cm 2年 リベロ
3 内村くん 175cm 2年 なんでも -
代々木第一体育館。そこは高校バレーを志す者なら誰もが夢見る場所。灰島と黒羽の二人にとってもそれは憧れの地だった。田舎の弱小高校に所属する二人。若さ故に回り道をしながらも、ただひたむきにてっぺんを目指していく彼ら。一生懸命がカッコ悪いなんて、もう誰にも言わせない!
青春です。考えすぎて迷子になってしまう、でも最後にはまた元の道に戻ってくる、そんな真っ直ぐな気持ち。愛おしい若さ。小説として目新しいところがちょっと足りないかも。 -
男子バレー部の青春物語。
タイトルの2.43は男子バレーのネットの高さ。
試合よりも人物重視。
登場人部も魅力的で主将・副主将のコンビもいいが、
棺野と荊に幸あれとも思う。
作中のストレートな台詞が青春を感じさせる。 -
「2.43 清陰高校男子バレー部」壁井ユカコ◆バレー部員・黒羽は、東京に引っ越した友人・灰島が戻ってきたことに胸躍らせ、さっそく話しかけるが…。青春スポーツ小説に対する期待を裏切らない良い意味での王道っぷり。そう、こういうのが読みたいの!登場人物にきちんと個性があり楽しく読めた。
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バレーに打ち込む姿がとても輝いていた。
東京の中学校でバレーをしていた灰島の過去から始まり、物語は故郷の中学校へ灰島が転校するところから動きだす。
部員が練習をしない男子バレー部が灰島を中心に変わっていく。そして男子バレー部は中学最後の大会へ挑戦する。
この中学編のラストは読んでいて辛かった…。
あの時の灰島の気持ちを考えると胸が締め付けられた。
この時の黒羽の台詞も良かったなぁ…。
そして物語は清陰高校へ変わる。
同じ高校に進学した灰島と黒羽。だが、灰島はバレー部には入部していなかった。男子バレー部のキャプテン・小田は灰島を勧誘しに行くが…。
中学編はプロローグみたいなもので、本編はここから。
キャプテンの人柄が良い!本当にカッコいいって心から思える。
灰島と二人で体育館で話すシーンは感動。
とにかく小田キャプテンカッコいい!の一言につきる。
ラストシーンの灰島と黒羽のシーンは涙が止まらなかった。
二人の未来はきっと輝いていると思う。
最後の一文も秀逸。