ジョニー・ディクソン ミイラと遺書と地下聖堂

  • 集英社
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本棚登録 : 32
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087733747

作品紹介・あらすじ

"ハリー・ポッター"の原点ともいうべき主人公ジョニー少年が、恐るべき館で見つけたものは…魔法、ミイラ、冒険、スリル、友情いっぱいの傑作ホラー・ファンタジー。

感想・レビュー・書評

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  • 大好きな祖母の入院費用を手にするため、懸賞金のかかった資産家の遺言状探しにトライするのが、少年ジョニー。

    謎解きはともかく、ジョニーの素直ぶりが健気。
    なんだか「ぼくにもできそうな冒険」ってとこに価値あり。
    謎解き部分は高学年向け。

    地下聖堂の描写は、翻訳でしか味わってませんがなかなかgood。
    でも、この本一番好きなのは、表紙の絵。インパクト大だと思いませんか。

  • ジョニー・ディクソンという少年の親友は大学教授!?
    普段は内気な少年だが、教授が関わったある遺産をめぐる謎に興味を抱く。
    そんなとき、たまたま参加していたキャンプ先でその謎を解く鍵を見つけた。
    一体どんな謎がかくされているのか?ジョニーは身に迫る危険から逃れられるのか?
    子供向けアドベンチャーとしては十分なドキドキ感です。

  • ミイラ、地下の秘密通路、残された謎・・・子どもでなくてもファンタジーやミステリーが好きなら引き付けられる組み合わせの作品。
    児童書としてはいいのかなぁ〜と思いますが、ちょっと物足りない感じ。後半が急展開であっという間に終わった感じでした。もう少し冒険の部分が詳しく書いてあると惹き付けられる内容になるのではないかなぁ〜と思いました。

  • 謎解きと冒険と賞金という三大ワクワク要素が詰まった作品だったわけですが(笑)
    ミイラという単語に惹かれて買ったのだけれど、あんまりミイラは出てこなかった、かな?
    チャドは好きです。

    主人公はジョニーこと、ジョン・マイケル・ディクソン。ちょっとオタクっぽい12歳の男の子。
    チルダーマス教授という70歳のおじいさんとお友達だったり、同い年の友達とはあんまりうまくやれなかったり、なんだかんだ共感の持てる子でした(笑)
    ある日、ジョニーはチルダーマス教授についてH・バグウェル・グロムスという資産家の邸宅を見学するのですが、
    そのうち、亡きグロムス氏が残したとされる遺書の存在が一族の間で騒がれていることを知ると、ついつい“オタク系”の血が騒ぎ、教授の忠告をきくこともせず遺書のありかの謎解きに首を突っ込んでしまうのです。
    最初は純粋に興味本位で調べていたジョニーですが、ボーイスカウトのハイキングやある出来事をきっかけに、ジョニーの推理はますます加速し大胆になっていき…。
    そんなジョニーの背後に、じわじわと怪しい影が…(゜∀゜)

    「ルイスと魔法使い協会」の作者さんの作品だったのですが、あんまり魔法とかファンタジー要素は目立たなかった感じ?
    私がミイラ好きなせいか、あんまり怖いとは感じませんでしたが…子供さんだったら怖いのかな?
    じわじわ面白かったです。

  • 消極的で内気なジョニー。そんなジョニーがシリアル王の遺書探しの冒険に出ます。
    暗号が少しずつ一致していったり、それに反して事件が起きたりしていく。
    ミステリーの要素も大きいけれど、家族という要素も扱われているストーリー。

  • ジョニー・ディクソン?

  • 児童書で、集英社で、集英社で活躍する漫画家が帯書いてて、ファンタジー界のスティーブン・キング現るとか書いてるやつです。
    ……う〜ん……う〜ん……
    集英社の児童書ファンタジーシリーズって、全部こんなんか?
    確かめるために「バビロン・ゲーム」とかいうのと女王陛下の少年スパイ?の話を読むかもしれません


    臆病で、慎重で、運動が大の苦手、歴史や謎解きが好きなちょっとオタクな少年ジョニーは冒険を決意した。シリアル王の隠された遺書を探し出して、賞金をもらうんだ。そしておばあちゃんを良い脳外科の先生に見てもらおう。そうしないと、ぼくはこのままではひとりぼっちになってしまう!家をこっそり抜け出して、風邪をおしてたどりついた夜のお屋敷。秘密通路にミイラ。地下聖堂に青く燃えるロウソクの炎。

    カバーイラスト / 山田 博之
    カバーデザイン / スタジオ・ギブ
    原題 / "A JOHNNY DIXON MYSTERY THE MUMMY, THE WILL, AND THE CRYPT"(1983)

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著者プロフィール

『霜のなかの顔』(ハヤカワ文庫FT)など、ゴシック・ファンタジーの名手として知られる。1973年に発表した『壁のなかの時計』(アーティストハウス)にはじまるシリーズで、一躍ベストセラー作家の仲間入りをする。同シリーズは“ユーモアと不気味さの絶妙なバランス”“魔法に関する小道具を卓妙に配した、オリジナリティあふれるストーリー”と絶賛されている。逝去後は、SF作家ブラッド・ストリックランドに書き継がれ、現在でも読み継がれている。

「2020年 『橋の下の怪物』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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