海風通信 カモガワ開拓日記

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 185
感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087742084

感想・レビュー・書評

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  • 村山さんって絵もとっても上手なんですね。

    たくさんのイラストもステキでした。

  • なんとものほほんとしていて、穏やかな気持ちになれる。太ったと気にしながらも地に足の着いた生活が、都会には無い暖かさを見せてくれているよう。

  • 2019/05/10


    1996年の本
    おいコーのかれんが住む土地 鴨川でのスローライフ
    M氏の口の悪さ(別れた一人目のモラハラ夫)に
    現状を知ると、ううん、この人が今の村山さんの作風を
    築いてしまったのか、と複雑な気持ちになってしまう。
    自然を愛し、ナチュラルに生きていたからこそ
    おだやかで「おいコー」の初期のあの
    ほわほわした感じだったのかと思うと
    今にしてみれば、胸が痛むエッセイ。という
    感想を抱いてしまう。

  • 村山由佳の鴨川生活シリーズ。本作が初めてだったんだけど、こういう生活をしている方だとは知らなかった。作者の物語を紡ぎだす引き出しはこーゆー所にあったんだなぁと感じた。アタマの中のイメージとあまりにも違っていたのですっごく面白かった。

  •  私が思っている作家のプライベートとは、ずいぶん違った風景がそこにはあります。誰でも一度は憧れる生活でも、実際にやってみると結構大変そうに思えることを、実に楽しみながらやっている姿がとても印象的です。

     村山さんの小説の中には鴨川の地名がひんぱんに出てきますが、なるほど、こういう生活がヒントになって、物語が生まれてきているということがよくわかりました。

     いろいろな意味で、今のスタイルを続けていって欲しいです。

  • もしかして、私も、
    畑仕事や自然あふれる生活が好きなんじゃないの?
    と一瞬錯覚してしてしまうぐらい、
    鴨川での生活が楽しそうに描かれている。
    都会育ちなのに、虫も蛇も怖くないのがうらやましい。

    「晴れときどき猫背」の方を先に読んでしまったし、
    猫はほとんど出てこないが、面白かった。

    猫背、に続き、この本も、
    自分の生活や生き方を見直したくなる一冊。

    私はこれから、どういう暮らしをしたいの?

  • 市民農園が恋しくなった!

  • 鴨川でのスローライフ。野菜 果物 ハーブを育て、新鮮な海の幸を食す。ハートフルな人々に囲まれ、時間の流れが緩やかで、季節の移ろいを感じ、都会暮らしでは気がつかない喜びに溢れる暮らし、憧れるな~。

  • 2003年8月23日読了。

  • 2010.6 再読
    カモガワ三部作その1.味噌作りが面白かった。鴨川はおいしいものでいっぱい。この中で「18年後(だったかな?)」に触れていたけれど、その頃すでに鴨川にいないとは思わなかったろうな。

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著者プロフィール

村山由佳
1964年、東京都生まれ。立教大学卒。93年『天使の卵――エンジェルス・エッグ』で小説すばる新人賞を受賞しデビュー。2003年『星々の舟』で直木賞を受賞。09年『ダブル・ファンタジー』で中央公論文芸賞、島清恋愛文学賞、柴田錬三郎賞をトリプル受賞。『風よ あらしよ』で吉川英治文学賞受賞。著書多数。近著に『雪のなまえ』『星屑』がある。Twitter公式アカウント @yukamurayama710

「2022年 『ロマンチック・ポルノグラフィー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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