走らんか

著者 :
  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (229ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087751987

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  • 主人公の汐、父親、腹違いの兄貴、3人の男のストーリー。汐はまだ高校生だから微笑ましい恋愛の物語、父親は最初の妻との死別、再婚、子供たちとの確執、戦争体験、腹違いの兄貴は同級生との駆け落ちと別れ、そして再婚、故郷への断ち切れない思い、それぞれのストーリーにそれぞれの相手となる女性側の視点も語られ、お腹いっぱいになるフルコースの小説。なんかちょっと普通の小説にしては?と思ったら、朝の連ドラの筋だった。なるほど、それならエピソードがてんこ盛りの理由も分かる。博多という場所、山笠という祭りが出身者にとって特別のものだというのは、話に聞いたことはあるが、よそ者としてはちょっと理解は難しい。その部分を除いて、頑固で不器用、一途な男たち、それを見守る女たちの世界はまあ嫌いじゃない。自分はそういうのはちょっと違うなとは思うけど。

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著者プロフィール

長谷川法世

1945年、福岡県福岡市に生まれる。64年、福岡県立福岡高校卒業。72年に『痴連』を発表、本格的デビューを果たし、以後、青年誌を中心に活躍する。76年に連載を開始した代表作『博多っ子純情』と『がんがらがん』で、第26回小学館漫画賞を受賞。主な作品に『ぼくの西鉄ライオンズ』『博多新聞東京支社』『赤んぼ大変記』、小説『走らんか!』(NHK朝の連続テレビ小説原作)など。

「2020年 『源氏物語 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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