石田衣良の人生相談室 「答えはひとつじゃないけれど」

著者 : 石田衣良

• 集英社 (2008年7月25日発売)

感想・レビュー・書評

[Rinaさんの感想 · 2010年6月21日]

クッキーで連載されていた人生相談のコーナーを書籍化した作品。
クッキー(NANAで有名)なので女性の悩みがメインです。

いやー石田さんは女性の見方ですね！！
こんなに女性に優しい男性なんているのかな？と思ったくらい。
出会いたいものです。笑

石田さんの素敵なところはきっぱりＮＯと言わないところ。
常識的範囲ではおっしゃっていましたが悩んでいる方々は否定されたくて相談するのではないと思うので…
的確な答えではなくても、出口への道標のような素晴らしい回答ばかりでした。

それにしても石田さんの仕事の多さにただただびっくりしました。
仕事部屋が５３畳あるのも納得です。
石田さんFANの方は読んでみると面白いかも！
あと気になったのは女性作家でメガネと東大フェチのＹ･Ｍさんって…あたしの好きな作家さん？なんて思ったり。勘違いでしたらすみません。

今、恋愛･仕事･学校などで悩んでいる女性に是非、手にとってもらいたい作品です！
共感できる悩みが必ずあるはずです。
男性も女心を理解するために読んでみてはいかがでしょう？

石田さんの作品も人格も大好きだなーっと認識した１冊でした。



幸せの判断の基準を、世の中にではなく、自分自身の中心においてみてください。そうしたら自然に自分にとっての幸福の形がわかると思う。

[はっちさんの感想 · 2009年11月23日]

女性向けの本。
男性が読んでもきっと面白くない。

石田さんの突き放した、でもどこか温かい回答が好き。

「自分の心の声をちゃんと聞きとり、価値観は捨てて見る目を磨く」

[てつさんの感想 · 2009年6月21日]

少女まんが誌の連載を収録したエッセイ。
ほぼ全編女子の恋愛相談。

[ヤエさんの感想 · 2008年10月18日]

2008/10/09-2008/10/17

[mac550さんの感想 · 2008年10月12日]

月刊少女まんが誌『Cookie』の連載をまとめたものだそうです。石田さんもいろいろなところに出てますね。最近はもっぱら愛の伝道師ってところでしょうか？図書館予約数は12（08/10/12現在）です。

著者プロフィール

1960年東京生まれ。成蹊大学卒業。代理店勤務、フリーのコピーライターなどを経て97年「池袋ウエストゲートパーク」でオール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。2003年『４ＴＥＥＮ　フォーティーン』で直木賞、06年『眠れぬ真珠』で島清恋愛文学賞、13年 『北斗 ある殺人者の回心』で中央公論文芸賞を受賞。他著書多数。

「2022年 『心心 東京の星、上海の月』 で使われていた紹介文から引用しています。」