さらば、ホンダF1 〜最強軍団はなぜ自壊したのか?〜 (SHUEISHA PB SERIES)

著者 :
  • 集英社
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087805215

作品紹介・あらすじ

F1ファンが愛した『あのホンダ』はもはや存在しない…。

感想・レビュー・書評

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  • 2009年突然の撤退宣言により
    終了したホンダF1第3期を振り返る。
    当時見ていてもクエスチョンマークがつく
    出来事が多々あった。
    特にニック・フライの存在と
    アースドリームカラーは噴飯もの。
    鈴木亜久里に株式を一部売却し
    彼が代表に収まっていたら
    まったく違った展開になっていたように
    思える。
    組織は時として性悪になる典型的な失敗。
    第4期はこれらの反省を踏まえた
    撤退の仕方だったかどうか、
    まだ答えは出ていない。

  • 辛辣だけれど的確。

  • ホンダの良い面ではなく挫折を書いた貴重な一冊。

  • ホンダが第3期F1復帰を決めた経緯・背景から、ロス・ブラウンをチームプリンシパルに招いて、組織の再建をはかるまでを時系列で検証。
    復帰を決める際の、ホンダ内部での復帰賛成派vs反対派の暗闘、オールホンダで行くかBARとの提携か、イギリスのチームと栃木研究所の軋轢、第2期F1の黄金時代を経験したホンダの驕り、責任のなすりつけあい、ホンダエンジン最強伝説の崩壊、トップのすげ替えによる迷走、佐藤琢磨のクビとスーパーアグリF1の誕生、スーパーアグリF1はいかにしてホンダに捨てられたか?ロス・ブラウンにチーム再建のすべてを託したが、結局、F1撤退…などなど、我々F1ファンがホンダに持っていた想いがいかに幻想だったかがテンコ盛り。
    これは同時に、かつて成功を収めた組織がいかにダメになっていくか、ホンダという自由でチャレンジ精神溢れたイメージの会社でも官僚化していくかを現在の日本社会の象徴として描く。
    図書館

  • 明確な方針のない中で、過去の栄光の記憶の呪縛に苦しむサラリーマン集団。無能な経営陣がいかない現場を苦しめているかが判る。

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