『キングダム』で学ぶ 乱世のリーダーシップ

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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087816037

作品紹介・あらすじ

人気絶好調漫画『キングダム』を『まんがで身につく孫子の兵法』の著者長尾一洋が「リーダシップ」をキーワードに繙く。リーダーの条件を10に分けて、登場人物のことば、行動を取り上げてゆく。

感想・レビュー・書評

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  • リーダーとはなんだろう、というところから始まります。
    キングダムに出てくる登場人物、場面、セリフと共に解説されているので原作大好きな私には理解しやすかったです。

    小事をおろそかにする人は大事を成せない
    人はどうしても自分の評価が甘くなりがち

    などふとした時にわすれてしまうことが思い出せてよかったと思う。

    あとはなんと言っても我が主かっこよすぎ。
    この本でもカッコよかった。
    いつも心に王騎将軍
    あしたからまた1ヶ月社会生活頑張りましょう…あーやだやだ笑

  • 人気漫画キングダムに出てくる登場人物のリーダーシップを経営コンサルタントの筆者が分析している。
    筆者がキングダム作者の原先生と話し、それをコンサルの観点からしっかりと解説していてわかりやすかった。
    もう一度キングダムを読んで内容を確かめたくなる。

    筆者によるとリーダーの定義とは「二人以上の集団(組織)をある目的地(目標)に向けてリード(導く)する人」らしい。
    この本の中で、覚えておきたい言葉として「エンロール」というものがあった。人を巻き込み同志とできるかどうかの力のことだ。この言葉は自分の立場上、身に付けたいと思っていた力だったからしっくりきた。
    キングダムの登場人物を通して、リーダーとはどんなものかを考えられるので、漫画を知っているとイメージが付きやすく、同じことでもただビジネス書を読むよりも自分へのインプットの質が上がる気がする。

    原先生との対談からキングダムの人物像を解説しているので、キングダムファンであればさらに楽しめる本だと思う。

  • 誰しもがリーダーシップを持てることを感じました。キングダムの登場人物の生き方、使命感から必要とされる力がわかりやすく書かれています。先頭に立ちもっと活躍したい人にオススメです。

  • リーダーシップって憧れるけど、私にはリーダーのどの素質もないし、できなそう〜と思いました
    でも、信頼してついていくべきリーダー像はわかりました
    これから社会に出て行く息子たちにも話してみよう!

  • おもしろい名言いっぱい。ソルジャーが育つ

  • # リーダーシップとはリーダーだけのものではない

    ## 面白かったところ

    - 故事成語や孫子の兵法を引用しながらキングダムの名場面を振り返っており、1つの解釈としてとてもわかりやすく説明されている点

    - 主人公並の武将だけではなく隊長の武勲のために命を懸けた部下に対してもフォーカスしており、本質的なリーダー像を論じている点

    ## 微妙だったところ

    - 「○○力」という怪しい言葉が毎章出てきて萎

    ## 感想

    キングダムを読んでいると、役職や名声に関係なく「人間」と「仕事」の生々しさを垣間見ることができる。

    ときには「どれだけ人間の皮を破ることができるか?」という選択も迫られる場合もある。

    当書はそのような現実的な描写にスポットを当てて「誰でもリーダーになることができる」というメッセージを説いている。

    リーダーとは、名ばかりの「リーダー(仮)」ではなく、リーダーシップを発揮できる・している人のことを指すものだと強く思う。

    ことキングダムに於いて、どのようなシーンがリーダーシップを発揮しているか。なぜこのシーンが漫画世界の人々や我々読者の胸を熱くさせるのかを論じており、面白かった。

    またキングダムを読み直したい。

  • 前読んだけど、読み直し。
    改めて見ると、この人めちゃくちゃ仕事出来るな&出世するなって人は下へのエンロールがめちゃくちゃ上手い。
    為人の裏に感情のロジックが働いていると実感。
    いつの日か。。

  • ・リーダーが質への執着を見せてこそ、その組織の生み出す商品やサービスの品質が向上していきます。リーダーが細かい傷や小さなミスを見逃さないからこそ、全員が質に対する意識を高めていくのです。

  • 大好きなキングダムの内容から、筆者が考えるリーダーシップについて執筆されている。リーダーシップの構成要素について、それぞれの場面を写像させて描かれているため、スッと内容が入ってくると感じる。
    信がそうであるように、リーダーシップは育成できるものであると感じされてくれる。

    リーダーを目指す人に、まずは持っておいて欲しい力
    ・目指す目的地を示す「 ビジョン構築力 」
    ・ビジョンに対して人生をかける「 使命挺身力 」
    ・リーダーに助言し、協力してくれる人を大切にする「 部下愛育力 」
    この3つの条件がクリアできれば、あとは壁に当たり、谷に落ち、川で溺れそうになりながら実地で身に付けることができる。

    リーダーの条件
    ①人を巻き込み同志とできる(エンロール力)→人によって目指すべき目的がことなるため、その人に合わせてエンロールしていかなくてはならない
    ②率先して範を示せるか(率先垂範力)
    ③先を見通し細部まで気を配れるか →彼を知り、己を知らば、百戦殆うからず
    ④合理的に考え非常になれるか(非常合理力) →常に目的に照らして考える、ポジティブな考えは部下にも可能であるが、ネガティブな考え方はリーダーにしかできない
    ⑤部下愛を持って人を育てられるか(部下愛育力)
    ⑥前向きさ明るさを持っているか(明朗快濶力) →リーダーたるもの、常に物事の利と害、すなわちプラスとマイナスの両面を考慮するもの
    ⑦すべてを背負う覚悟はあるか(リスクテイク力)
    ⑧人間を理解しているか(人間理解力) →人は信じてはいけない「人主の患いは、人を信ずるに在り」そのために疑って疑って疑って、残った部分を信じていく。
    ⑨熱いビジョンを作り示せるか(ビジョン構築力) →思いの籠ったビジョンを作り、それに向けるストーリーを作り、フォロワーに示し、実現可能性を信じてもらう。そこに「真・善・美」の価値を感じてもらう力が必要
    ⑩自らを捧げる使命感はあるか(使命挺身力) 

  • キングダムの様々な場面を引いて、そこから学ぶべきことを整理した一冊。
    内容としては自己啓発の域を出ず、深い示唆のあるものではないが、リーダーとして上に立つ者の持つべき様々な要素がいくつも挙げられているので、ブレスト的に自分のイメージを発散させるのには良い。
    ここから、自分が大事にしたいことや伸ばすべき能力を考えながら、自らの成長につなげていければ良いのでは。

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著者プロフィール

株式会社NIコンサルティング代表取締役。中小企業診断士。自社開発のITツール「可視化経営システム」は、9000社を超える企業に導入され、営業力強化や業務改革をローコストで実現している。また、2500年前から伝わる兵法『孫子』の知恵を現代企業の経営に活かす孫子兵法家としても活動。著書に『コンタクトレス・アプローチ テレワーク時代の営業の強化書』『営業の見える化』(KADOKAWA)、『AIに振り回される社長 したたかに使う社長』(日経BP)、『普通の人でも確実に成果が上がる営業の方法』(あさ出版)、他多数。

「2022年 『デジタル人材がいない中小企業のためのDX入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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