年34日だけの洋品店 大好きな町で私らしく働く

著者 :
  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087817034

作品紹介・あらすじ

50代で何かを始める前提は、
それが好きなことか、やりたいことか。

幼い頃から憧れだった、自分の店。
世間的に早いとはいえないが、気力も活力もたっぷり残っている50代半ば、人気の町・吉祥寺で、英国で探し集めた服と雑貨の店を始めた。イメージは、イギリスの小さな町にある、衣類から本、食品までを扱う"よろず屋“。物件探し、リフォーム、仕入れ交渉、初めての接客……ひとつひとつクリアして、夢をかなえた。
英国情報誌の編集長とかけもちのため、年34日だけの営業だが、「ここにしかない物に出会える」と、開店を心待ちにしている顧客も多い。愛すべき居場所を手に入れた"ときどき店主“が、忙しくも満ち足りた日々を綴る。
何か始めたい、働き方を変えたい人の背中を押してくれる、50代の奮闘記。

【本文より】
物を売るだけでなく、イギリスの生活文化や風土までお客さんに届けたい。
扱う商品のほとんどは、イギリスの小さな工房や個人の手仕事。
商品を仕入れる時は、お客さん一人ひとりを思い浮かべる。
店の一日は何もかもが非日常で、何年経っても開店前日はハラハラドキドキ。
毎回、お店の最終日には、私も店で買い物をする。そこには、年を重ねて
やっと見つけたものたちが、よそゆきの顔をして並んでいる。

【目次より】
1 これからの仕事は小さく好きなことを中心に
2 ストレスフルな高給取りより少額固定給の自由人がいい!
3 50代で始める小さな店作り
4 無理なく、ずっとお店を続ける工夫
5 英国流小商いで小さな洋品店オープン
6 洋品店という名の何でも屋
7 人生経験でこなす本格的接客仕事
8 店を始めて分かったこと
9 60代、好きなことでも未来は決めない

【著者プロフィール】
井形慶子(いがた・けいこ)1959年長崎県生まれ。作家。28歳で出版社を立ち上げ、英国生活情報誌「ミスター・パートナー」を発刊。100回を超える渡英後、ロンドンにも住まいを持つ。『古くて豊かなイギリスの家 便利で貧しい日本の家』『ロンドン生活はじめ! 50歳からの家づくりと仕事』『イギリス流 輝く年の重ね方』『いつか一人になるための家の持ち方 住まい方』など著書多数。
ブログ「よろず屋Everyman Everymanから」http://keikoigata12.blog.fc2.com/

感想・レビュー・書評

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  • 井形慶子さん、50代からの転身 大事なのは年金と「引き返せる道」:朝日新聞デジタル(有料会員記事)
    https://www.asahi.com/articles/ASQ213JPBQ10UCVL00L.html

    50代こそ「好き」を仕事に。「年34日の洋品店」店主が教える英国流セミリタイア 『年34日だけの洋品店』 | BOOKウォッチ
    https://books.j-cast.com/topics/2021/12/03016651.html

    年34日だけの洋品店 大好きな町で私らしく働く/井形 慶子 | 集英社 ― SHUEISHA ―
    https://www.shueisha.co.jp/books/items/contents.html?isbn=978-4-08-781703-4

  • 50歳過ぎての転進。
    小商いの楽しさ、難しさを赤裸々に書いている。
    憧れの街で憧れの雑貨店。

  •  井形慶子「年34日だけの洋品店」、2021.8発行。55歳まで出版会社の社長、56歳から地元吉祥寺に英国の服と雑貨の店を出した井形慶子さん。金物店で生まれ、駄菓子屋、貸本屋、氷屋などが大好きだった子供の頃の思いを50代半ばで実現した生き方、哲学、思い切りの良さを紹介した本です。日用品には、「癒し」と「使ってみたい」が不可欠、同感です! 

  • 女子栄養大学図書館OPAC▼ https://opac.eiyo.ac.jp/detail?bbid=2000054121

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著者プロフィール

自ら取材、撮影をもとに書いたイギリスのエッセイの他、住宅論、日英文化論、恋愛など多岐にわたる。 住宅ノンフィクションでは、東京都下にイギリスで見たコテージ風の家を建てた「戸建て願望」(新潮文庫)。 「老朽マンションの奇跡」(新潮文庫)、「よみがえれ!老朽家屋」(ちくま文庫)などがある。

「2018年 『いつか一人になるための家の持ち方 住まい方 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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