半ダース介護 6人のおジジとおババお世話日記

  • 集英社
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本棚登録 : 59
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087861181

作品紹介・あらすじ

介護はある日突然やってくる。しかも、芋ヅル式に!

自分の親、夫の実母、義父、義母、夫の実父、夫の祖母……
ひとりで6人も看ることになった
主婦のポジティブ介護日記。

複雑な家庭で育った夫との結婚。「老後の世話が大変だから」と両親に反対されても「何とかなる!」と思っていた。時は流れ、介護が必要になった親たちの家々を自転車で巡回する日々がスタート。病院への送迎、食事の配達、入浴介助、気まずい義父のシモのお世話。追い打ちをかけるように、彼女自身にも乳がんが見つかり――他人事じゃない介護の実情を描くコミックエッセイ。

「介護と排泄」「介護とお金」「介護施設の選び方」
についての専門家インタビューも収録。


著者略歴
井上きみどり(いのうえ・きみどり)

1964年生まれ、漫画家・コラムニスト。関西生まれ、広島育ち、現在仙台在住。河北新報社にてイラストコラム「週刊きみどり」を11年間連載。『子供なんか大キライ!』『オンナの病気をお話ししましょ。』『わたしたちの震災物語』『マンガでわかるコドモの医学』『ふくしまノート1〜3』『カホゴ夫の日常』『子育ては「絵メモ」で伝えればうまくいく!』『孫育(まごいく)』など著書多数。

感想・レビュー・書評

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  • 90歳の義母の介護に忙しい嫁さんが図書館で見つけて「思わずジャケ借り」して来た本を拝借読了。これがもー、オモシロ過ぎて、読後ソッコーで再読したくらい。
    一言で云えば、笑えて泣けてタメになる。
    ただし、介護を実際に経験したかしているか、もしくは少なくとも何らかの事情で「介護を身近に感じる」人に限る。そうでなくちゃワカラナイ。ワカルはずがない。でもそれでいいのだ。いずれ必ずワカル日が来る。それが介護なのだ。
    ...てなことをつくづく理解させてくれる傑作♪

  • 面白かった。
    一気に読んだ。
    弟の何もしない介護、ありそう。
    どうして男の子の親って、甘やかして育てるのか。
    番外編が良かった。

  • これまたすごい、、
    こんな何人ものジジババ介護とは
    たまげた。
    しかもめっちゃ、リアル。

    あとがきににある
    「自分を大切にする」という結論。
    介護してる本人の乳がんや帯状疱疹が
    ウェイクアップコールなんだな。
    無理しないで!
    間違ってるよ!
    考え方かえて!
    自分を大事にして!
    身体がちゃんと教えてくれてる。
    そりゃ1人でそんな抱えてたら無理だって。

    「介護は、介護者自身の内面を見つめる作業」
    これもすごく共感が持てる、

    無駄なことは一つもないというけれど
    介護の経験というのは
    自分と向き合う作業なんだなだと思う

  • 201912/

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著者プロフィール

宮城県仙台市在住の漫画家・コラムニスト。震災復興、福島の問題、女性と子どもの病気、国際協力などをテーマに作品を発表。
主な著書に『子供なんか大キライ!』『嫁タイム』『オンナの病気をお話ししましょ。』『マンガでわかるコドモの医学』『わたしたちの震災物語』(以上、集英社)『子育ては「絵メモ」で伝えればうまくいく!』(KADOKAWA)『孫育』『ふくしまノート』(以上、竹書房)ほか。ウェブサイトなどでも、アジアの子どもたちの人身取引問題、アジアの不発弾問題、シリア難民問題、アフガニスタンの女性と子どもの性暴力問題などを発表。国土交通省発行・公開の、漫画による防災時のトイレマニュアル「災害時のトイレ、どうする?」制作

「2019年 『これって、「甲状腺の病気」のせいだったの?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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