ピッチングデザイン 2020年代を勝ち抜く一流投手の条件

著者 :
  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087900040

作品紹介・あらすじ

“ピッチングデザイナー"を自認し、ダルビッシュ有投手、千賀滉大投手ら、現役プロ野球選手から絶大な支持を集めるお股ニキ。
データ分析や鋭い視点、感性に基づいて新しい野球の見方を提供する彼が、MLB・NPBの一流投手を分析し、「勝てる投手」の真髄に迫る。
現役選手のための技術指導書にして、全野球ファン必読の革命的投手論!

福岡ソフトバンクホークス千賀滉大投手、大推薦!!
「プロ野球のレベルを上げる“理想論"。現役ピッチャー必読です!」

はじめに
第1章 本質論 ―不変の投球極意―
投球は落とすか、浮かすか、抜くか/「一流投手はリリースポイントがすべて同じ」という嘘/ジェイコブ・デグロムはなぜ神なのか?/etc.
第2章 変化球論 ―お股ニキ的球種解説―
ストレート論
ストレートとは「シュート回転しながらホップする変化球」である/大谷翔平の160キロはなぜ打たれるのか?/ etc.
スプリット(フォーク・チェンジアップ)論
なぜ、「落ちる球」はいつの時代も有効なのか?/「メジャーはスプリットを投げる投手が少ない」という誤解/高速チェンジアップと緩急型チェンジアップはミスマッチを生むetc.
スラッター(スライダー・カットボール)論
なぜ、今は「スライダーの時代」なのか?/「中指ひねり型」と「人差し指ひねり型」/「中間球」の誤解〜「動く」か「大きく曲がる」の二元論からの脱却〜etc.
カーブ論
「普通のカーブ」は打たれやすいが、ナックルカーブとスローカーブは例外/「カーブは抜く」という思い込みetc.
2シーム論
2シームを減らしてよくなったコール、バーランダー、グリンキー/お股2シーム/ダルビッシュは本当に10球種も投げているのか?etc.
福岡ソフトバンクホークス千賀滉大投手×お股ニキ “持ち球"本人解説
第3章 配球論 ―タイプ・シーン別投球術―
強打者たちから見る、インコース攻めの考え方/フルカウントからの投球術/対右打者と左打者で別の投手になるetc.
第4章 制球論 ―三振・四球・球数削減―
スーパーエースたちの球数削減実践例/ストライクを集めすぎると弊害もあるetc.
第5章 守備論 ―総合的抑止力―
投手は「9人目の野手」である/牽制に無頓着なダルビッシュ/クイックをしなかったマダックスはイチローに足でかき回されたetc.
第6章 2020年代を勝ち抜く一流投手の条件
「ロボット球審」が導入される未来/ダルビッシュがサイ・ヤング賞を取るには?/奥川恭伸、佐々木朗希の可能性/etc.
おわりに

お股ニキ(@omatacom)(おまたにき)
さまざまなデータ分析や鋭い視点、感性に基づき、ツイッター上で新しい野球の見方を提供する野球評論家。
ツイッターで知り合ったダルビッシュ有投手がその眼力を認めたことで脚光を浴びる。

感想・レビュー・書評

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  • けっこうおもろい
    他のお股ニキの作品も良いけど、ピッチングデザインはデータからどの球が使えるのかを判断してる

  • なんとなく「すごい」と知っている投手がなぜすごいのか、2010年代後半以降の投手のピッチングデザインのトレンドについて解説されている。
    お股ニキさんの前著でも紹介されているとは思うが、「スラッターとスプリット」「スラッターとカーブ」「スラッターとシュート」という組み合わせの "なぜ" が結構腑に落ちた。
    これを読んでいると、2020年のプロ野球シーズンがなかなか開幕できないということは、ここに紹介されている名投手たちの全盛期を目撃する機会をちょっとでも失っているということなのかなぁと思うと胸が痛い。

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著者プロフィール

様々なデータ分析や鋭い視点と感性に基づき、ツイッター上で新しい野球の見方を提供する“プロウト(プロの素人)”評論家。ツイッターで知り合ったダルビッシュ有投手がその眼力を認めたことで火がつき、初めての著書の『セイバーメトリクスの落とし穴マネー・ボールを超える野球論』(光文社新書)はベストセラーに。ダルビッシュ有投手に教えた魔球「お股ツーシーム」は、多くのスポーツ紙やヤフーニュースなどで取り上げられ、大きな話題となった。現在では、現役プロ野球選手にアドバイスすることもあり、選手から絶大な信頼を得ている。

「2020年 『データ全分析 ダルビッシュ最強投手論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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