- Amazon.co.jp ・マンガ (184ページ)
- / ISBN・EAN: 9784088465975
感想・レビュー・書評
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可愛らしい絵柄と淡い色塗りの表紙に「ほのぼのかな?」と思わされがちですが、読んでみるとこれが結構毒づいた話が多めで、特に最後の「Keep a diary」はブラックです。終わりは救いがあるのですが、過程はお砂糖なんて入ってないブラックコーヒーです。
全作品それぞれ良かったと思いますが、特に表題作「隣の彼方」は秀逸な出来となっていると思います。
幼馴染という近くて遠い距離を繊細な感情表現で上手く表しています。
個人的には二番目の「ひみつみっつ」も推したいところ。
女性なら誰しもが誰かに共感を抱ける話だと思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
隣の彼方 / さよなら私たち
http://orecen.com/manga/tonari-no-sayonara/ -
表題作が特に好き。古いフィルムで撮った映画みたい。
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ノストラダムスと榊くん
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お話はそれぞれ面白かった。
少しボリュームが物足りなく感じたので星3つ。 -
素晴らしい透明感です。
ほかの作家さんには、あんまりないものですよね。
香魚子先生独特の世界観(・・・っていうのかな?)が、大好きです。
ちなみに私は、『ノストラダムスと榊くん』と『隣の彼方』が1、2を争うくらい、お気に入りです。 -
表紙が淡い色使いでキレイで、本屋で一目惚れして買いました。
やっぱり香魚子先生の絵好きです。
内容ももちろん表紙のイメージとぴったりで、淡く切ない印象を受けました。 -
香魚子の2冊目の短編集。もともと完成度の高い漫画を描く人だけど、物語の構成がさらに上手になって、ほかの作家と比べて極めてレベルの高い短編集になっている(特に、表題作が素晴らしい)。少女特有の繊細な感情という、自分の描きたいテーマにこだわり続ける姿勢は、これからも捨てないで欲しいと思う。