王様の仕立て屋 1 〜サルト・フィニート〜 (ジャンプコミックス デラックス)
- 集英社 (2004年1月5日発売)
- Amazon.co.jp ・マンガ (198ページ)
- / ISBN・EAN: 9784088593999
感想・レビュー・書評
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これまた旦那アーカイブより。白黒の絵ではファッション性がいまいち分からないけれど、服飾うんちく漫画として面白い。
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服飾系の、いわゆる蘊蓄漫画。
イタリアの裏町に住む日本人の仕立て屋が、亡くなった師匠譲りの技術を駆使して一癖も二癖もある仕事をこなしていく話。
いつまでたっても感動的なまでに線の稚拙さが抜けない(何と三十巻を越しても変わらなかった)絵柄はどうかと思うが、キャラクターが立っているのと基本的にハッピーエンドの内容で(この絵で繊細なエレガンテを語るかと突っ込みたくなる蘊蓄部分の説得力以外は)あまり気にならない。
読後感はかなり良いので、疲れているときのお勧め。 -
■好きなセリフ
良くできた仕立て服は
着ていることを感じさせない
受け継がれた技で仕立て屋が作るのは
人間の皮膚そのものなんだ
違いがわかる人になりたい
汚い裏社会を仕切っちゃいたが
男を下げるような
仕事は一切やらなかった
洒落者で
いつも最高の物を身に付けていた
誇り高い男の生きざまを身をもって教えてくれた
みんな
今日ここで見たことは
すべて忘れろ
あの歳で
あんな仕事ができる職人がいるなんて
認めてみろ
イタリア中の仕立て屋が失業するぞ
イタリアの男気
ゴッドファーザー
男のプライド
職人の
この気分を女の香水で濁したくない
■感想
一流のものにはお金を惜しまない。コンテンツには投資する。
最大限に研究する
写真を撮る 料理
美術、映画、最高の状態で楽しむ
酒をだらだら呑んで、スマホいじって、同期とぐちぐちつるむのは面白くない。
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たぶん first season全巻読破
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コミック
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面白かった。
美味しんぼより、
ギャラリーフェイクが近いか? -
イタリアはナポリで暮らす、名の知れた日本人仕立て屋オリベ・ユウの物語である。
仕立てを題材に人情噺を物語っているが、斜に構えている風な主人公像は、今の感覚で見てみるとやや鼻につくところもある。この辺は致し方ないところもあるだろう。
物語としてはシンプルなものが多いが、割合楽しませていただいた。星四つと評価しておく。 -
紳士服版「美味しんぼ」w
織部さんのキャラも初期の山岡さん並みにやさぐれています。(そして、だんだんと丸くなるのも一緒w)
1巻では高齢な有名指揮者に肩の軽い・よくまわる燕尾服を作った話が好きですね。織部さんの偏屈ぶりと技がさえてます。
そして巨匠の指揮するアニソンオーケストラが聴きたいw -
久々に再読。
「美味しんぼ」的な1話完結ウンチク漫画だけど,
テーマになっているのは主として服(しかもほぼスーツ。)。
この作品のいいところは,ほぼ全エピソードで,
主人公の織部悠が完璧超人であるということ。
こいつは,だいたいの問題が服で解決してしまうし,
どんな無茶な注文だってこなしてしまう。
ある種の予定調和ではあるんだけど,それでいい。
常にハッピーエンドで終わるし,読むと少しだけほっこりできるし,
寝る前とかにお布団で読むと凄くグッスリ眠れる。
ある種の癒し漫画だと思う。 -
全巻
私は着るものにこだわらないので、ウンチクが面倒くさいと思ってしまう。
だらだら読むには軽くてちょうどいい。