- Amazon.co.jp ・マンガ (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784088673790
感想・レビュー・書評
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全3巻面陳に偶然出会い購入。
まえがきによると岡田あ〜みん氏の作品の中ではマイルドな方らしい。
良い感じに猟奇的で面白い。
愛咲ルイが好き。
ページをめくって現れた「なに泣いてるの?」のコマで惹かれて、なめらかでない側転に笑って、極め付けに「学校なんてやめちゃってデカダン酔いしれ暮らさないか」の名シーン。
そのほか狂ったゆり子ママをはじめ、キャラに魅力があり過ぎる。
読切「花のいたづら」はほの悲しさと前向きさが同居した話。こちらは至って可もなく不可もない印象だけど、舞い散る桜を’おぼれそう‘と表現する等、大変失礼ながら“あぁこういう事も描かれる方なんだな”と安心しました。
2刷
2021.2.14詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
岡田あーみんの中で一番好き。
「お父さんは心配症」より、こちらの方がある意味狂気で、「百合子みたいな人、でもいるよね」という現実味もあり、絵も話も上手だと思う。
何より「あー民」世代でも「あー民」でもない私ですら、結局購入してしまうこの吸引力。佐々木パピィのパンチ力のある、えげつない(大阪風の「えげつない」という意味含め)笑いはその場でドッと爆笑し、さっとやめるという大阪スタイルの、また男子っぽい笑いである一方、「ルナティック」は読んでいる間にはそこまで頓着しなかったシーンを読後も思い出して胃が痛くなるほどクックックと笑うことが多く、後を引くのだ。
好きなキャラはお父さんと黒川と成金さん。 -
鬼才岡田あーみんの集大成ともいえるルナティック。子供の頃以来で読んでみたけれど、ほんとに1コマも休ませてもらえないシュールなギャグの応酬に、息も切れ切れ。休み休みじゃないと、とてもじゃないけどこちらの精神が保たない。どうしてこんなハイテンションが維持できるのか、本当に今の時代に読み返しても稀有な作品だと思う。これが当時圧倒的王者だった「りぼん」で連載されていたかと思うと震える。と、思ったら、wiki見たら連載途中で「りぼんオリジナル」に移ったらしい。多分私は「りぼん」でだけ読んでたんだな。その後のは見覚えなかったし。とはいえ、その数話のギャグは事細かに覚えていた。それくらい、子供心にショッキングなマンガ。少女向け作品で「売女」「タコ部屋」等が連発される狂気のマンガは、おとなになった今読んでも紛れもなく傑作。
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20年振りに読みました。一巻だけは面白いですね。当時もそう思っていました。貧乏人の娘チーコが好きです。
花のいたづらは、今、改めて読んでもそんなに面白くなかったです…。当時もそう思っていました…。
あ~みん劇場を改めて読んで、岡田あ~みんって凄く知的な人だったんだと知りました。当時は子供だったので分かりませんでした。 -
<Lunatic Acrobat Team>
Cover Design / Rina Takahashi(BananaGroveStudio) -
実家には新装版じゃない昔のコミックがあって
10代20代の頃も30代になっても時々読んでたが
今回新装版を購入
久しぶりに読んでも全く色褪せない あーみんワールドに笑いっぱなし圧倒されっぱなし
特に森夜の母が面白すぎる
自分がおばさんになっても笑えるって、小学生の頃の自分は想像もしなかっただろう…
昔読んだ時にはあまり気付かなかったのは、細かい描写が面白すぎるって事 昔は笑いながらも結構スルーしてあっさり読んでた部分が、今読むとすごく細かくて更に笑えてくる
漫画雑誌『りぼん』は、あーみん・さくらももこ目当てで買っていた小学生の頃…懐かしく思うと同時に、あーみんには漫画界に残っていてほしかった…
他の作品含め、最高の少女漫画家だと思う
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単行本未収録作品については正直諦めていたので突然の観光に驚いて大急ぎで購入しました。
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少女漫画界に咲くドクダミの花、健在。