イエスタデイをうたって 10 (ヤングジャンプコミックス)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 377
感想 : 25
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (226ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784088797755

作品紹介・あらすじ

浪との関係が変化していくことに、動揺を隠せないシナ子。晴も陸生への想いと、雨宮からの気持ちに上手く折り合いをつけられずにいた。そんな中、みもりの言葉が晴の胸につき刺さる。すれ違うそれぞれの想いの行方は…。

感想・レビュー・書評

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  • 初めて読んだのは、ちょうど仕事を始めたころ。
    働くということを悩んでいた時期でもありました。

    劇中では数年しか過ぎていませんが、
    ある意味で15年越しの物語でもあります。

    それが、ようやく一つの終わりが見えてきたような。

    変わらない安寧の中に居続けるのは心地が良いけれど、
    いつまでも“そのまま”でいられるわけでもなく。

    生きていくということは前に進むということでもあるのかな、と。

    変わることには痛みが伴うけれど、
    人はそうやって営みを重ねてきたのかな、とも。

    その痛みをどうやって乗り越えていくのか、、
    残り、1冊か2冊といったところでしょうか。

    さて、どうなりますか。
    願わくば、私の望む結末とならんことを、なんて。

  • ずっと寝かしてたイエうた10巻。ふと思い立ち、ようやく、一気に読了。

    この漫画、元々大学前後の男女の恋愛物語だったよね?いつの間にかリクオ達も27歳になってて。
    登場人物の年齢抜いて久しいと思ってのに、気付いたらまた追いつかれてきてて笑いました。

    以下ネタバレをば。
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    この作品、矢印が乱れ飛びすぎてて、もはやそんじょそこらの昼ドラよりも酷い状況なのですが、
    1つ1つ追うのもキリがないので……印象的なところをピックアップ。

    柚原が大好きで大嫌いな私としては、とても楽しめる展開でした。笑
    相変わらずリクオに対してはアレですが、なんだかんだ適度な距離で一番上手くやってるんじゃないの?とか。
    榀子とリクオを進展?終局?に向かわせるための役所ではあるのですが、美味しいとこ持っていくあなぁと。

    次に、ハルが実家?に帰ったのは予想外。この展開は良いね。
    恋やら愛やらに捕らわれている彼女よりも、そんなしがらみもスリルと抜け、気ままに生きる彼女の方がステキです。
    このままリクオに対して入っているスイッチがオフになっていくのが理想的。物語がそう上手く進むかは分かりませんが。

    111~112頁の楼子の台詞、物語的にも作者的にも、色んな意味があるなと。
    「ていうかみんな面倒くさい」
    「みんな適当に大人だし、肉食が一人もいないのがかえって事態を複雑化させてるんですね」
    読者の誰しもが思っていたことをポッと出のキャラが代弁してくれて、とてもスカッとしつつ。
    とはいえ、おそらく昔の冬目さんなら、思っていてもそんな台詞を物語に出すことはしなかったなぁと。
    その辺の寂しさもありつつ。

    最後、榀子とリクオの関係を一気に片付けに来ましたね。
    Scene10の最後の1ページはこのシリーズ史上でも屈指の名シーンだと思います。
    あと、「共犯者」って表現。すごく好き。

    だらだら延ばしてきた話を折りたたむという意味じゃとても好感が持てる巻でした。
    「もういっそのこと、リクオの一生みたいな感じにしてくれれば腰を据えて何百巻でも読める」と思っていたのですが
    どうやら冬目さんはこの物語を終わらせる様で……そう分かってくると寂しさを感じるのは、わがままですかね。

  • ずっと読んでたくはあるけど、終わりらしきものが見えてきて。
    はぁああ。
    春が来るのね。

  • ハル「他人を傷つけたくなかったり自分も傷つきたくなかったり これが大人になったということなのか?」(P.61)|すれ違うそれぞれの想いの行方は…。(裏表紙/あらすじ)

  • コミック

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  • 浪が留学を考えている

  • さて10巻目。立て続けだったり、9巻目は再読なのではないかの疑念があるのは、11巻までまとめて買ってきたから。で、ラス前。
    あー、なんだかんだでヒロインはハルなんだものな、というお話。気遣いばかりで相手に何も言わない登場人物達ではありましたが、ついに、気遣いばかりで、いろいろ知ったことを共有しながら当事者には言わない人たちになってしまって、いや、なんか、こいつらが全部悪い!そりゃ拗れるだけ拗れるわ。でも、そういうことが、善意の発露としてありそうで怖い。

  • 相変わらずもどかしくて面倒くさいw
    それでも少しずつ進んではいる・・・。

  • あれ、何かおもしろく感じた
    前回、付き合ったのにモヤモヤしてる様にもういいやと思ってたのだが
    やはりこうやっとこさの変化をみると続きが気になる

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著者プロフィール

1993年、「アフタヌーン」での四季賞受賞を経て、「モーニング増刊OPEN」で『黒鉄』の連載を開始。現在、『イエスタデイをうたって』(ビジネスジャンプ)、『幻影博覧会』(コミックバーズ)、『ももんち』(ビックコミックスピリッツ)を連載中。2008年7月より「アフタヌーン」で『アコニー』を連載再開。

「2016年 『新装版 LUNO』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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