親愛なる殺し屋様 2 (ジャンプコミックス)

著者 : 辺天使

• 集英社 (2014年9月4日発売)

作品紹介・あらすじ

世界一、礼儀正しい殺し屋・ヤシロさん。今日も標的に、心を込めたお手紙をしたためます。そんな彼を手こずらせる聞き分けのない男・次苗慎二。超凶悪犯の次苗は、ヤシロさんの申し出を頑なに拒否。園児を人質に立てこもること7時間! ついにヤシロさんが動く!! 一方、ヤシロさんを追う女刑事・麻田真友に好機が…!?

感想・レビュー・書評

[『黒犬』の優樹さんの感想 · 2014年10月11日]

読み手を爆笑させるキレのあるシーン、麻田刑事の身体能力も、凄まじく向上している
一巻で既に殺されかけた人は、まず危ない
確実に、この作品と辺天使先生のファンになる
このコミカルさと真面目さのバランスは絶妙ですね
ヤシロさんの言葉は、その特異な職業故か、それとも、生きるか死ぬかの毎日を生き抜いてきた年月ゆえか、異様な重みと真っ直ぐさがあり、根本的にコメディ漫画であるにも関わらず、思わず、真摯に受け入れてしまう
話と話の間に描かれている“追伸”も、この作品の質を高めているようだ
収録されている話はどれも面白いが、個人的にはやはり、第９話〔まともリターンズ後編〕ぞっとしました、これは特に腕力がアップしたのを感じた、色んな意味で
新たな誤解っつーか、甘酸っぱい感情が麻田さんの心の中に芽生えた事で、更に面白くなりそうな予感がしたってのもお勧めの理由
オマケ漫画は是非、続けていただきたいトコだが、欲を言うと四コマ形式でお願いしたい